七堂伽藍の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

寺の主要な七つの建物。また、七つの堂のそろった大きな寺。▽「七堂」は塔・金堂こんどう講堂・鐘楼・経蔵・僧房・食堂じきどう禅宗では山門仏殿法堂はっとう庫裡くり僧堂浴室東司とうす(便所)を指すことが多く、宗派などにより異なる。「伽藍」は寺の建物寺院
句例
境内に七堂伽藍が建ち並ぶ
用例
紫の袈裟けさをかけて、七堂伽藍に住んだ処で何程のこともあるまい、<泉鏡花・高野聖>

七堂伽藍の解説 - 学研 四字熟語辞典

七つの堂や塔をそろえ持つ、大きな寺院のこと。その七つの堂や塔の建物
注記
「七堂」は、寺が持つべき七つの建物。一般に、塔とう・金堂こんどう・講堂こうどう・鐘楼しょうろう・経蔵きょうぞう・僧房そうぼう・食堂じきどう(または中門ちゅうもん)をいう。禅宗では、山門・仏殿・法堂はっとう・庫裡くり・僧堂・浴室・東司とうすの七つ。「伽藍」は、梵語ぼんごからの語で、修行する場所のこと。寺の建物をさす。
用例
紫の袈裟けさをかけて、七堂伽藍に住んだところで何程のこともあるまい、活仏様じゃというて、わあわあ拝まれれば人いきれで胸が悪くなるばかりか。〈泉鏡花・高野聖〉

七堂伽藍の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

寺院堂宇規模で、型どおりに七つの建物完備しているもの。古くはふつう塔・金堂講堂・鐘楼・経蔵・僧房・食堂 (じきどう) をいうが、後に宗派によって異なり、中堂金堂・東金堂・西金堂・南円堂・北円堂・講堂、または三門・仏殿法堂 (はっとう) ・僧堂庫裏 (くり) ・浴堂・西浄(便所)などをいう。

出典:青空文庫

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