五風十雨の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

世の中が平穏無事であるたとえ。気候が穏やかで順調なことで、豊作の兆しとされる。五日ごとに風が吹き、十日ごとに雨が降る意から。▽出典の「五日にして一ひとたび風ふき、十日にして一たび雨ふる」の略。
出典
『論衡ろんこう』是応ぜおう
用例
これさえ手に入れば国家泰平福徳万年五風十雨の世は極楽となるかのように思っていた。<徳富蘆花・思出の記>

五風十雨の解説 - 学研 四字熟語辞典

気候順調なことのたとえ。また、世の中が平穏無事であることのたとえ。
注記
「五日にして一ひとたび風ふき、十日にして一たび雨ふる」の略。五日目ごとに風が吹き、十日目ごとに雨が降るという意で、農作にちょうど適した気候であることから。
出典
『論衡ろんこう』是応ぜおう
用例
今年は雨も風も、五風十雨の譬たとえの通りに順調だった。そうして溜池ためいけには水は豊富であった。〈島木健作・生活の探求〉

五風十雨の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《5日に一度風が吹き、10日に一度雨が降る意》

  1. 天気が順調で、農作のために都合がよいこと。

  1. 世の中が安泰であること。

出典:青空文庫

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