他力本願の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

自分の力でなく、他人の力によって望みをかなえようとすること。▽「本願」は仏が修行しているときに立てた誓い。本来は阿弥陀如来あみだにょらい本願によって極楽往生ごくらくおうじょうを得ること。
出典
『教行信証きょうぎょうしんしょう』「他力と言うは如来の本願力なり」
句例
他力本願の姿勢
用例
ことごとく先輩知友諸氏の面倒に負うので、つまり他力本願で生きて来た恰好かっこうです。<石塚友二・松風>

他力本願の解説 - 学研 四字熟語辞典

仏教で、阿弥陀あみだ如来の立てた本来の願いにすがって衆生しゅじょうが救済され、極楽往生を得ること。転じて、自分努力をせずに、ひたすら他人の協力援助をあてにすること。
注記
「他力」は、阿弥陀如来の本願の力によること。「本願」は、仏が修行しているときに立てた衆生救済の誓い。
出典
『教行信証きょうぎょうしんしょう

他力本願の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

  1. 他力阿弥陀仏)の本願の意》仏語。自らの修行の功徳によって悟りを得るのでなく、阿弥陀仏の本願によって救済されること。浄土教の言葉。

  1. 誤用定着したものか》俗に、自分努力でするのではなく、他人がしてくれることに期待をかけること。人まかせ。

出典:青空文庫

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