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先憂後楽の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

常に民に先立って国のことを心配し、民が楽しんだ後に自分が楽しむこと。北宋の忠臣范仲淹はんちゅうえんが為政者の心得を述べた言葉。転じて、先に苦労苦難体験した者は、後に安楽になれるということ。▽「憂」は心配すること。
出典
范仲淹はんちゅうえん「岳陽楼記がくようろうのき
句例
先憂後楽を心掛ける
用例
大体において先憂後楽の方針で行かないと、部員は仕事はいっしょにやってくれるものではない。<扇谷正造・鉛筆ぐらし>

先憂後楽の解説 - 学研 四字熟語辞典

すぐれた為政者というものは、人々が心配し始める前に憂い、人々が楽しんだ後で自分も楽しむべきだということ。また、先に苦労すれば、後で楽ができるという意味でも使う。
注記
君主や政治家の心がまえを説いたことば。「天下の憂いに先んじて憂え、天下の楽しみに後れて楽しむ」の略。
出典
范仲淹はんちゅうえん「岳陽楼記がくようろうのき

先憂後楽の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

范仲淹「岳陽楼記」の「天下の憂えに先んじて憂え、天下の楽しみに後 (おく) れて楽しむ」から》国家安危については人より先に心配し、楽しむのは人より遅れて楽しむこと。志士仁者など、りっぱな人の国家に対する心がけを述べた語。

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