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煩悩菩提の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

悟りの障害となる人間の迷いの煩悩も、そのまま悟りにつながるきっかけとなること。悟りも悟りの実現を妨げる煩悩も、永久不変の真如しんにょの現れであり、人間の本性であるから、本来別のものでなく、二つは一体であるということ。また、迷いがあって初めて悟りもあるという意。▽大乗仏教の言葉。「煩悩」は心身を悩ます欲情の心の働きの意。「菩提」は一切の迷いのない悟りに至る境地の意。「煩悩即そく菩提」の略。
出典
『六祖壇経ろくそだんきょう

煩悩菩提の解説 - 学研 四字熟語辞典

仏教のことばで、煩悩があって初めて悟りの境地にも達せられるのだから、本来人間にとっての本性である煩悩菩提一体であるとする考え方。
注記
大乗仏教の考え方。「煩悩」は、人間をはじめ衆生しゅじょうをわずらわし悩ませる一切の欲望。「菩提」は、煩悩を断ち切って悟りを得ること。また、その境地。「煩悩ぼんのうそく菩提ぼだい」の略。
出典
『六祖壇経ろくそだんきょう
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