一切合切の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

なにもかもすべての意。▽「一切」「合切」はともに全部、残らずみなの意で、同意の語を重ねて、「一切」の意味を強めたもの。「切」は「財」とも書く。
句例
一切合切を失う
用例
物質的にも、一切合切を自分で責任を背負った方がどのくらい楽だったか知れなかった。<葉山嘉樹・海に生くる人々>

一切合切の解説 - 学研 四字熟語辞典

何もかもすべて。全部。残らず。
注記
「一切」も「合切」も、残らずみな、すべてのもののこと。同意語を重ねて意味を強調している。
表記
「合切」は、「合財」とも書く。
用例
古新聞を焚いて茶をわかしていると、暗澹あんたんとした気持ちになってきて、一切合切が、うたかたの泡より儚はかなく、めんどくさく思えて来る。〈林芙美子・放浪記〉

一切合切の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

《同義語の「一切」と「合切」を重ねて、意味を強めた語》

  1. 全部。残らず。すべて。「—が灰になる」「—を売り払う」

  1. (あとに打消しの語を伴い副詞的に用いて)全然。いっさい。「今後は—関知しない」

[ありとあらゆる(物・人・事)]の四字熟語

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。