左顧右眄の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

周りを気にして、なかなか決断を下さないこと。他人の様子をうかがって、決断をためらうこと。左を見たり右を見たりする意から。もとは、ゆったりと得意余裕のある様子をいった語。▽「顧」はかえりみる。「眄」は横目でちらりと見る。また、かえりみる。
出典
曹植そうしょく「呉季重ごきじゅうに与あたうるの書しょ
句例
左顧右眄して、要領を得ない返事をする
用例
一体女は何事によらず決心するまでには気の毒な程ほど迷って、とつおいつする癖に、既に決心したとなると、男のように左顧右眄しないで、<森鴎外・雁>
活用形
〈―スル〉

左顧右眄の解説 - 学研 四字熟語辞典

あれこれ周囲を気にして、なかなか決断をしないこと。ああでもない、こうでもないと、思いめぐらして迷い悩むさま。
注記
右を見たり左を見たりすることから。本来は、得意満面で余裕のあるさまをいうことば。「顧」は、かえりみる。「眄」は、横目で見る。
出典
『文選もんぜん』曹植そうち「呉質ごしつに与うるの書」
用例
既に決心したとなると、男のように左顧右眄しない。〈森鷗外・雁〉

左顧右眄の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

[名](スル)右顧左眄 (うこさべん) 」に同じ。「決心がつきかねて—する」

出典:青空文庫

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