いか‐が【如何】

  1. 《「いかにか」の音変化》
  1. [形動][文][ナリ]成り行きや結果を危ぶむさまを表す。どのよう。「その考え方は―なものか」
  1. [副]
  1. 状態・意見などについてたずねるさま。どう。どのように。「御機嫌―」「この件は―いたしましょうか」
  1. 事の成り行きについて疑問をさしはさむ気持ちを表す。どう。どんなもの。「その案は―かと思う」
  1. 相手を誘ったり、相手に勧めたりする気持ちを表す。どうですか。「お一つ―」「あなたも御一緒に―」
  1. 疑問を表す。どのように…か。
    • 「―言ひやるべきと、近う居給ふかぎりのたまひあはせて」〈・三五〉
  1. 反語の意を表す。どうして…か。
    • 「かくばかり逢ふ日の稀になる人を―つらしと思はざるべき」〈古今・物名〉
  1. どう言ったらよいかわからないほどの意で、強調する気持ちを表す。どんなにまあ。さぞかし。
    • 「かかる物に捨てられぬといはれむは、―いみじかるべき」〈落窪・二〉
  1. 如何せむ
    • どうしよう。
      「奈良坂にて人にとられなば―◦む」〈更級
    • どうしようもない。やむをえない。
      「夜鳴かぬもいぎたなき心地すれども、今は―◦む」〈・四一〉
  1. 如何なものか
    • いったいどのようなものだろうか。婉曲な疑問・批判の表現。「言いたいことはわかるが、その言い方は―」
  1. 如何はせむ
    • 「如何せむ」を強めた言い方。
      「さるさがなきえびす心を見ては、―◦むは」〈伊勢・一五〉
    • 「命死なば―◦む」〈竹取
  1. いかがは【如何は】
    • [連語]
    • 強い疑問を含んだ推量を表す。どんなに…か。
      「この家にて生まれし女児(をんなご)の、もろともに帰らねば、―悲しき」〈土佐
    • 反語を表す。どうして…か。
      「君の仰せ言をば―背くべき」〈竹取