いざよい〔いざよひ〕【十夜/猶予】

  1. 《動詞「いざよう」の連用形から。上代は「いさよい」》
  1. (十六夜)
  1. 十六夜の月のこと。 秋》「―もまだ更科の郡 (こほり) かな/芭蕉
  1. ㋑陰暦16日。また、その夜。
  1. (猶予)進もうとして進まないこと。ためらい。躊躇 (ちゅうちょ) 。
    • 「君や来む我や行かむの―に槙 (まき) の板戸もささず寝にけり」〈古今・恋四〉
  1. [補説]曲名別項。→十六夜
  1. いざよいのつき【十六夜の月】
    • 陰暦十六夜の月。満月の翌晩は月の出がやや遅くなるのを、月がためらっていると見立てたもの。 秋》「―や蒔絵(まきゑ)のしづみたる/越人」
  1. いざよいばら【十六夜薔薇】
    • サンショウバラの園芸品種。落葉低木。葉の付け根にとげを二つもつ。初夏、淡紅紫色の八重咲きの花を開く。花びらの一方が欠けているので、十六夜の月にたとえてこの名がある。挿し木により栽培。

「いざよい〔いざよひ〕【十夜/猶予】」の前の言葉

「いざよい〔いざよひ〕【十夜/猶予】」の後の言葉