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[格助]名詞、引用の句・文に付く。
  1. 引用を表す。…といって。…と思って。「山に登る—出かけた」

    1. 「この名しかるべからず—、かの木を伐 (き) られにけり」〈徒然・四五〉

  1. 事物名称、役職名などを表す。…という名で。…といって。

    1. 「新三位中将資盛卿、その時はいまだ越前守—十三になられけるが」〈平家・一〉

[接助]活用語の終止形、助詞などに付く。打消し・反語の意の表現を伴って、ある条件を述べそれが順当予想に反する結果を生じることを表す。…としても。…といっても。「言った—、どうにもならない」→からとてって
[係助]名詞または名詞に準じる語に付く。
  1. ある事物が、例外でなく他の一般場合の中に含まれることを表す。…だって。…でも。「私—不安がないわけではない」「違反すれば、未成年者—許すわけにはいかない」

  1. 下の動作根拠提示する意を表す。「子供のこと—大目にみよう」

[補説]語源については、格助詞「と」に接続助詞「て」の付いたものとする説や、断定の助動詞「たり」の連用形に接続助詞「て」の付いたものとする説などがある。場合、多く「こととて」の形で用いられるが、理由を表す接続助詞とする扱いもある。
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