なん‐と【何と】

  1. 《「なにと」の音変化》
  1. [副](スル)
  1. どのように。どんなふうに。どう。「これは―したことか」「―ご返事したらよいでしょう」
  1. 感心・失望などの気持ちを強調して表す。なんて。「―美しい花だ」「―愚かな人だ」
  1. 反語を表す。どうして。
    • 「ふまれて―男がならうか」〈狂言記・文山立〉
  1. [感]相手に呼びかけ同意を求めたり、反応を探ったりするときに用いる語。どうだ。「―、これでもか」
  1. 何という
    • 感嘆・失望などの気持ちが、言い表せないほど大きいさま。「―優しさであろう」「―暴挙、断じて許せない」
    • はっきりしない名称などをさす。「これは―草ですか」
    • (あとに打消しの語を伴って用いる)取り立てていうほどの。どうという。「医者の見立てでは―こともないらしい」
  1. 何と言っても
    • 他の一切に対して、その事柄が優先される意を表す。どう言おうとも。どう考えても。なんてったって。「―命だけは大事だ」
  1. 何として
    • どういうわけで。どうして。
      「方さまは―ここにはござります」〈浮・一代男・五〉
  1. 何としてでも
    • あらゆる手段を尽くしてでも。どんなことをしてでも。「―やりとげたい」
  1. 何としても
    • どうやってでも。必ず。「―約束だけは守る」
    • (あとに打消しの語を伴って用いる)どうやってみても。「彼には―勝てない」
  1. なんとなく【何と無く】
    • [副]言動などに、はっきりとした理由・目的がないさま。なんとはなしに。「―心が引かれる」「―日々を送る」
  1. なんとなれば【何となれば】
    • [接]《「なにとなれば」の音変化》前述の事柄を受けて、その原因・理由の説明を導く。なぜならば。「計画は中止する。―、資金ができないからだ」
  1. なんとはなし【何とは無し】
    • [副]何と無く」に同じ。多く「何とは無しに」の形で用いる。
      「学校を休んで、―に日を送っていましたが」〈独歩・あの時分〉
  1. なんとやら【何とやら】
    • [連語]
    • 名称などのはっきりしないものをさす。なんとか。「―いう人」
    • どういうわけか。なんとなく。なにやら。
      「―恥づかしき事にぞあれど」〈浮・武家義理・一〉

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