1. [助動][〇|ず(ん)|ぬ(ん)|ぬ(ん)|ね|〇]《文語の打消しの助動詞「ず」の連体形が口語の終止形となったもの》助動詞「だ」「たい」を除く活用語の未然形に付く。
  1. 打消しの意を表す。「まか種は生え」「思わ叫ぶ」「勉強をしない生徒がよい成績をとれるはずがありませ
  1. (「てはいかん」「てはならぬ(ん)」の形で)禁止の意を表す。「高山植物を採ってはいか
  1. (「ねばならぬ(ん)」「ねばなるまい」の形で)当然・義務の意を表す。「明日は会社に八時までに行かばなら
  1. (「ずともよい」「ぬともよい」「んでもいい」の形で)許容・許可の意を表す。「君は行かともよい」「風邪をひいているから風呂はわかさでもいい」
  1. (文末にあって「ん」「ぬ(ん)か」の形で)催促・勧誘・依頼の意を表す。「早く起きか」「あなたも体操をなさいませか」
    • 「三谷さんに一服さしあげて下さいませ?」〈康成・千羽鶴〉
  1. [補説]打消しの助動詞は、共通語においては「ない」を用いるのが普通で、「ます」に続く「ん」以外の「ぬ(ん)」は、主に文語的表現や慣用句的表現に使われるだけであるが、関西を中心とする西部の方言では「ぬ(ん)」が広く用いられる。連用形「ん」は「んで」「んでも」の形で用いられる。

「ぬ」の前の言葉

「ぬ」の後の言葉