衲衣 (のうえ) 1」に同じ。

「—の袈裟 (けさ) 」〈・一二三〉

  1. ある物事をなしとげる力。はたらき。能力。「人を動かす—にたける」

  1. ききめ。効能。「薬の—書き」

  1. 技能。また、誇ったり取り立てていったりするのにふさわしい事柄。「机に向かうだけが—ではない」

  1. 日本の古典芸能の一。中世猿楽から発展した歌舞劇。能は歌舞劇の一般名称で、田楽延年などの能もあったが、猿楽の能がもっぱら盛行したため、それを単に能と称した。室町時代に観阿弥世阿弥父子大成、江戸中期にほぼ現在様式となった。役に扮する立方 (たちかた) と声楽をうたう地謡方 (じうたいかた) 、器楽を奏する囃子方 (はやしかた) があり、立方シテ方ワキ方狂言方、地謡方はシテ方、囃子方は笛方・小鼓方・大鼓方・太鼓方がつとめる。現在、その流派はシテ方に五流、ワキ方に三流、狂言方に二流、囃子方に一四流がある。能の詞章謡曲といい、ふつう脇能物・修羅 (しゅら) 物鬘 (かずら) 物・雑物・切能 (きりのう) 物の五つに分類し、現在約240曲が上演可能である。

[補説]書名別項。→
  1. 動物神経系で、神経細胞集合し、神経活動の中枢をなす部分。無脊椎動物では一般頭部にある神経節をさす。脊椎動物では頭蓋 (とうがい) 内にあって脳膜に包まれ、脊髄の前方に連なり、前脳中脳菱脳 (りょうのう) 区分され、終脳(大脳)・間脳中脳小脳延髄分化している。脳髄

  1. 頭脳のはたらき。「—が弱い」

  1. 農業農作

  1. 農業従事する人。農民。「士—工商

うみ

[感]人に呼びかけるとき、また同意を求めるときに発する語。もし。
  • 「—、御覧ぜよ」〈謡・鉢木
[終助]文末の種々の語に付く。話し手の感動を表す。「ちょっと見ないうちに大きくなった—」「よくやった—」
    1. 「又ささに酔はしられたものぢゃ—」〈虎明狂・乞聟〉

[間助]念を押す意を表す。「だが—、まだ死ぬわけにはいかんのじゃ」→なあ
    1. 「それを誰が問へば—、よしなのとはずがたりや」〈閑吟集

[補説]「のう」は、もとは「なう」の形で中世後期以降用いられたが、近代以降は「ね」「ねえ」「なあ」が一般化し、現在では主に、方言として西日本で用いられる。

英文学者・能楽研究家の野上豊一郎による評論副題は「研究発見」。昭和5年(1930)刊。

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