ほう‐わ〔ハウ‐〕【飽和】

  1. [名](スル)
  1. 含みもつことのできる最大限度に達して、それ以上余地のないこと。「―状態の交通事情」
    • 「光に―した僕の眼にはそこは真暗に見えた」〈有島・宣言〉
  1. ある条件のもとで、ある量が増加していき、それ以上増加しなくなる最大限に達した状態。
  1. やっていることに飽きがくること。疲労とは区別される。心的飽和。
  1. ほうわえんざん【飽和演算】
    • コンピューターなどで、演算結果の値が取り扱い可能な最大値を上回ったり、最小値を下回ったりしたとき、演算が飽和した最大値または最小値に留めておく手法。DSPによる画像処理や音声処理などの演算で用いられる。サチュレート演算。
  1. ほうわかごうぶつ【飽和化合物】
  1. ほうわじか【飽和磁化】
    • 磁界の強さを増しても、それ以上磁化が増大しない状態に達したときの磁化の強さ。
  1. ほうわしぼうさん【飽和脂肪酸】
  1. ほうわじょうき【飽和蒸気】
    • 同一物質の液体や固体と平衡状態で共存しているときの蒸気。
  1. ほうわじょうきあつ【飽和蒸気圧】
    • 飽和蒸気の圧力。一般に温度の上昇につれて高くなる。最大蒸気圧。
  1. ほうわじんこう【飽和人口】
    • ある一定の地域で、これ以上は収容できない限度に達した人口。
  1. ほうわすいじょうきあつ【飽和水蒸気圧】
    • 空気中の水蒸気が飽和したときの水蒸気圧。温度が上がると大きくなる。
  1. ほうわすいじょうきりょう【飽和水蒸気量】
    • 1立方メートルの空気中に存在できる水蒸気の最大の量。温度が上がると大きくなる。単位はg/m3
  1. ほうわせんすい【飽和潜水】
    • 潜水した人が急速に大気圧の場所に出たときに起こる潜函病(減圧症)を防ぐため、あらかじめ体内にヘリウムなどの不活性ガスを飽和状態になるまで吸収させることで、水深100メートル以深でも安全に潜水できるようにする手法。加圧・減圧は特別なタンク内で行うため、潜水後の減圧には数日から十数日を要する。
  1. ほうわたんかすいそ【飽和炭化水素】
  1. ほうわてん【飽和点】
    • あるものが飽和になる点。この点を超えると過飽和となる。「―に達する」
  1. ほうわようえき【飽和溶液】
    • ある温度である量の溶媒に溶質を溶かしていき、それ以上溶けない状態に達した溶液。