出典:gooニュース
文楽の「大名跡」が57年ぶりに復活、4月大阪、5月東京で開催される十一代豊竹若太夫の襲名披露の愉しみ方
この春、57年ぶりに文楽の大名跡が復活した。 豊竹若太夫とは、どれだけ大きな名跡なのだろうか。初代は人形浄瑠璃の歴史にその名を刻む。義太夫節をつくりあげた竹本義太夫の高弟で、独立して元禄16年(1703)に豊竹座を開き、竹本座と競い合って人形浄瑠璃を最盛期に導いた、文楽隆盛の立役者なのである。 1703年といえば近松門左衛門による『曾根崎心中』初演の年。
「文楽はソウル」57年ぶり大名跡復活の十一代目豊竹若太夫 5月に東京で襲名披露
若太夫は300年以上続く大名跡で57年ぶりに復活した。襲名を前に開かれた記者懇親会で若太夫(77)=当時、呂太夫=は、「文楽は世襲制ではなく実力主義なので、私の祖父が(十代目)若太夫だったからといって、自然に継いだわけではない。2年前、文楽の太夫としての最高峰の『切語り』になり、やっと継げるという自信が芽生えた」。
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