1. 五十音図ラ行の第5音。歯茎弾き音の有声子音[r]と母音[o]とから成る音節。[ro]

  1. 平仮名「ろ」は「呂」の草体から。片仮名「ロ」は「呂」の初3画から。

洋楽音名の一で、日本音名の第7音。

  1. 床や土間一部四角に切り、火を燃やして暖をとったり、煮炊きしたりする所。囲炉裏 (いろり) 。「—を切る」 冬》

  1. 暖炉。ストーブ。

    1. 「僕は自 (み) ずから—を擁して眠らんのみ」〈織田訳・花柳春話

  1. 金属などを加熱溶解反応させるための装置溶鉱炉原子炉など。

  1. ボイラーなどで、燃料燃焼する部分

からみ織りの一種。縦糸横糸をからませて織った透き目のある絹織物。夏の単 (ひとえ) 羽織袴地 (はかまじ) などに用いる。絽織り。 夏》

仏語。流れて漏れ出てくるけがれ。煩悩 (ぼんのう) のこと。

中国春秋時代列国の一。武王の弟、周公旦が曲阜 (きょくふ) (山東省)に封ぜられたのに始まる。春秋時代、大国の間にあって国勢は振るわなかったが、周の文化を最もよく伝えた。前249年、に滅ぼされた。孔子生国

小さく粗末な家。いおり。草庵

和船をこぎ進める用具の一。ふつう水をかく脚部と手で握る腕部とを、への字形に継いである。脚部にあけた入れ子の穴を、船尾に取り付けた櫓杭 (ろぐい) にはめて支点とし、腕部につけた櫓杆 (ろづく) とよぶ突起船床とを早緒 (はやお) で結び、押し引きして水をかき、推進させる。「—をこぐ」

  1. 船の後部船尾。とも。

  1. 船の前部船首。へさき。

ろば。

[助動]ろう[助動]
[間助]上接の語句強調し、感動の意を添える。
  1. (文中用法)連用修飾語に付く。

    1. 「児ろが上に言 (こと) を—延へていまだ寝なふも」〈・三五二五〉

  1. (文末用法)活用語の終止形・命令形に付く。

    1. 「白雲の絶えにし妹 (いも) をあぜせ—と心に乗りてここばかなしけ」〈・三五一七〉

[補説]12とも上代東国方言。2は現代語の「見ろ」「受けろ」「しろ」などの命令形語尾「ろ」となるものといわれる。
[接尾]上代東国方言。名詞、または形容詞の連体形に付いて、親愛の意を表し、また、語調をととのえるのに用いる。
  • 「我が家 (いは) —に行かも人もが草枕旅は苦しと告げやらまくも」〈・四四〇六〉
「常なりし笑まひ振舞 (ふるまひ) いや日異 (け) に変はらふ見れば悲しき—かも」〈・四七八〉
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