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渡る／渉る（わたる） とは？ 意味・読み方・使い方

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わた・る【渡る／▽渉る】
の解説

［動ラ五（四）］

  1. １ 間を隔てているものの一方から他方へ越えていく。「浅瀬を歩いて—・る」「橋を—・る」「廊下を—・る」

  1. ２ 船や飛行機で海外へ行く。また、海外から来る。鳥が繁殖地と越冬地の間をいききすることもいう。「アメリカに—・る」「ツバメの—・ってくる季節」

  1. ３ 通り過ぎていく。「木々を—・る風」「時雨 (しぐれ) が—・る」

  1. ４ あちらこちらと動いていく。わたりあるく。「方々の店を—・ってくる」

  1. ５ （「亘る」とも書く）ある範囲にまで及ぶ。また、広く通じる。「関東一円に—・って被害がでた」「彼の知識は古今東西に—・っている」

  1. ６ ある事柄にかかわりをもつ。関係する。「私事に—・って恐縮です」

  1. ７ ある時間・期間とぎれずに引き続く。「長時間に—・って論議する」「十年に—・る大工事」

  1. ８ 世の中を生きていく。暮らす。「世の中を巧みに—・る」

  1. ９ 他の人の所有物となる。「家屋敷が人手に—・る」

  1. 10 配られて、ある範囲全体に届く。ゆきわたる。「資料が出席者全員に—・る」

  1. 11 相撲で、双方互角に組む。「四つに—・る」

  1. 12 一方から他方へ移動する。行く、または、来る。

    1. 「御みづからも—・り給へり」〈源・澪標〉

  1. 13 （中世以降、「せ給ふ」「せおはします」などと共に用いて）「ある」「居る」の尊敬語。おありになる。いらっしゃる。補助動詞としても用いる。

    1. 「法皇、都の内にも—・らせ給はず」〈平家・七〉

    2. 「御ゆづりは此の宮にてこそ—・らせおはしましさぶらはめ」〈平家・八〉

  1. 14 （動詞の連用形に付いて）一面に、また、広く…する。また、…しつづける。「晴れ—・る」「鳴り—・る」「行き—・る」「さえ—・る」

[可能]わたれる
下接句

出典：デジタル大辞泉（小学館）

渡る の慣用句・熟語(1)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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2024/11/12 11:34

出典：gooニュース

渡る の例文(34)

出典：青空文庫

  • ･･･て、秋晴れの日本橋を渡る時でも、結局彼等の敵打は徒労に終ってしま･･･ 芥川竜之介「或敵打の話」

  • ･･･との間に、はじめから渡るべき橋が絶えていて、プロレタリア自身の内･･･ 有島武郎「広津氏に答う」

  • ･･･色ならず、真珠の流を渡ると覚えて、立花は目が覚めたようになって、･･･ 泉鏡花「伊勢之巻」

渡る の前後の言葉

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