出典:gooニュース
春の間にエルニーニョ終息へ 夏にラニーニャ発生の可能性40パーセント 監視速報
大気海洋結合モデルは、冷水の東進が続き、エルニーニョ監視海域の海面水温が次第に下降して春の間に基準値に近づくと予測しています。その後、太平洋赤道域の西部~中部で貿易風が強まるとともに、中部~東部の冷水がさらに強まり、夏の間はエルニーニョ監視海域の海面水温が基準値に近い値か基準値より低い値で推移すると予測しています。
エルニーニョが弱まるも、数カ月は平年気温上回る見通し=WMO
WMOによると、24年3月から5月にエルニーニョが続く確率は約60%。4月から6月にエルニーニョでもラニーニャでもない中立的な状態が続く確率は80%となっている。エルニーニョは太平洋東部と中部の海面水温が上昇する現象で、山火事や熱帯低気圧、長引く干ばつなどの異常気象を引き起こす場合がある。
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エルニーニョげんしょう【エルニーニョ現象】
《El Niño events》赤道付近のペルー沖から中部太平洋にかけて、数年に1度、海水温が平年より高くなる現象。発生海域のみならず、世界的な異常気象の原因となる。逆に海水温が下がるラニーニャ現象も知られる。→ダイポールモード現象 [補説]この海域は通常、貿易風が暖水を西に移動させ、深海から冷たい湧昇があることで同緯度の他の海域より水温が低い。ところが貿易風が異常に弱まることで、暖水の移動や湧昇が抑制され、この現象が発生する。狭い海域のみで生じるエルニーニョ1より広範囲で甚大な影響を及ぼす。
エルニーニョなんぽうしんどう【エルニーニョ南方振動】
⇒南方振動