平たく円形に作った餅。大小2個をひと重ねにし、正月や祝いのとき、神仏に供える。おそなえ。おかがみ。 新年「—暗きところに割れて坐す/三鬼

[補説]三方の上に四方紅 (しほうべに) (または奉書紙)を敷き、その上に餅を置いて、譲葉 (ゆずりは) 昆布 (こぶ) 、裏白 (うらじろ) 、海老、御幣 (ごへい) 橙 (だいだい) などを飾る。
四方紅:天地四方を拝して災いを払い、一年の繁栄祈願する。
譲葉新葉が出てから古い葉が落ちるので、新旧相ゆずる(家系がつながる)という縁起を祝う。
昆布:よろこぶ(喜ぶ)との語呂合わせという。
裏白長寿祈願する、久しく栄える、裏表がないなどの意味があるとされる。
海老:腰が曲がるまで長寿であることを願う。
御幣:四方に大きく手を広げ、繁盛することを願うとされる。
橙:実が木についたまま年を越すところから「代々」に掛けて縁起を祝う。

出典:青空文庫

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