剣呑／険難（けんのん）とは？意味・読み方・使い方

ブックマークへ登録

けん‐のん【剣^×呑／険^▽難】
の解説

［形動］［文］［ナリ］《「けんなん（剣難）」の音変化という》危険な感じがするさま。また、不安を覚えるさま。

「金は欲しいだろうが、そんな—な思い迄して借りる必要もあるまいからね」〈漱石・道草〉

[派生]けんのんがる［動ラ五］けんのんさ［名］

出典：デジタル大辞泉（小学館）

剣呑の慣用句・熟語(1)

出典：デジタル大辞泉（小学館）

けんのんしょう【剣呑性】

何事にも不安を感じたり危険に思ったりする性質。臆病。「知ってのとおりの—ゆえ」〈里見弴・美事な醜聞〉

剣呑の前後の言葉

剣呑の例文(2)

出典：青空文庫

･･･出されようとするのが剣呑にも気の毒にも思われた。　しかし父はその･･･有島武郎「親子」
･･･「思ってるだけじゃ剣呑なものだ」「なあに年が年中思っていりゃ、ど･･･夏目漱石「二百十日」

新着ワード

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。