さ‐しも【然しも】

  1. [副]《副詞「さ」+副助詞「し」+係助詞「も」から》
  1. あれほど。あんなにも。「―栄えた平氏一門もついには滅びた」
  1. (多く打消しや反語の表現を伴って用いる)そのようにも。それほどにも。
    • 「この者―たけき者とは見ず」〈平家・六〉
  1. 然しもなし
    • そうでもない。
      「夜鳴くもの、なにもなにもめでたし。ちごどものみぞ―・き」〈・四一〉
    • それほどでもない。大したことではない。
      「―・き平城(ひらじゃう)に籠りて」〈太平記・一七〉
  1. さしもに【然しもに】
    • [連語]あれほどに。あんなに。
      「―広い浦も彼らの群で雑沓(ざっとう)し」〈中勘助・鶴の話〉
  1. さしもの【然しもの】
    • [連語]さすがの。あれほど大した。「―敵も今度ばかりは策を誤った」

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