凌ぐ（しのぐ）とは？意味・読み方・使い方

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意味
例文
慣用句
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しの・ぐ【^×凌ぐ】
の解説

［動ガ五（四）］

１押し分けて前に進む。乗り越えて進む。「波濤 (はとう) を—・いで行く」

２困難や苦境などにじっと堪えて、なんとか切り抜ける。辛抱して乗り越える。また、防いで、堪え忍ぶ。「飢えを—・ぐ」「ピンチを—・ぐ」「風雨を—・ぐ」「日本の夏は—・ぎにくい」

３人を侮る。
1. 「何処 (どこ) までも人を—・いだ仕打な薬売は」〈鏡花・高野聖〉

４能力・程度などが他のものを追い抜いて上に出る。他よりまさる。「壮者を—・ぐ元気」「前作を—・ぐ傑作」「山頂雲を—・ぐ」

５押し伏せる。おおいかぶさる。
1. 「高山の菅の葉—・ぎ降る雪の消ぬとか言はも恋の繁けく」〈万・一六五五〉

[可能]しのげる

類語

出典：デジタル大辞泉（小学館）

凌ぐの例文(13)

出典：青空文庫

･･･袋嵌めたのも、寒さを凌ぐとは見えないで、広告めくのが可憐らしい。･･･泉鏡花「露肆」
･･･ともかくも今夜一夜を凌ぐ画策を定めた。　自分は猛雨を冒して材木屋･･･伊藤左千夫「水害雑録」
･･･るけれど、十月の熱を凌ぐには十分だ。ここへあたりの黍殻を寄せて二･･･伊藤左千夫「野菊の墓」

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