モトナリン
| 製薬会社名 | 日本薬品工業、日本ケミファ |
|---|---|
| 剤形 | 錠剤 |
| 薬の色 | 白~淡黄白 |
| 包装材料の記号一覧 | NPI-124 A |
| 薬剤本体の記号一覧 | NPI 124 A |
| 分類 | 神経系の薬 > 筋弛緩剤 > 中枢性筋弛緩剤 > 塩酸チザニジン製剤 |
| 適応となるおもな病気 | 頸肩腕症候群、腰痛症 |
どんな薬か?
筋肉の運動に関係している脳・脊髄(せきずい)にはたらきかけて、神経の過度な興奮を鎮め、筋肉の痛み、こわばり、緊張を解消する薬です。中枢性筋弛緩剤にはいろいろな種類があります。
塩酸エペリゾン製剤は、めまいを抑える作用もあり、鎮静・催眠といった副作用がみられません。
塩酸トルペリゾン製剤は、ねむけ・脱力感などの副作用が極めて少ない薬です。
中枢性筋弛緩剤は、薬によって適応となる病気や症状が違います。カルバミン酸クロルフェネシン製剤、クロルゾキサゾン製剤は、腰痛、背部痛、変形性脊椎症(せきついしょう)、脊椎分離症、脊椎すべり症、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、肩関節周囲炎、頸肩腕(けいけんわん)症候群などの病気からおこった筋肉の痛み・こわばり・緊張などの治療に用います。
アフロクアロン製剤、塩酸エペリゾン製剤、塩酸チザニジン製剤、塩酸トルペリゾン製剤、バクロフェン製剤は、上記のほかに、脳血管障害後遺症、脳性麻痺、外傷(頭部外傷、脊髄損傷)後遺症、頸部(けいぶ)脊椎症、後縦靱帯(こうじゅうじんたい)骨化症、脊髄小脳変性症、痙性(けいせい)脊髄麻痺、脊髄炎、脊髄症、筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)、多発性硬化症、スモンなどの病気でおこった筋肉のけいれん性麻痺、全身こむら返り病などの治療に使います。
副作用
①過敏症状(発疹(ほっしん)などのアレルギー症状)がおこることがあります。過敏症状がおこったときは使用を止め、すぐ医師に相談してください。
②ときに、ねむけ、めまい、ふらつき、頭痛、頭重感、倦怠感(けんたいかん)、意識障害、運動失調(複雑な動作や作業ができない)、かすみ目、吐き気・嘔吐(おうと)、胸やけ、胃のもたれ、下痢、便秘、腹痛、食欲不振、口やのどの渇き、一部の薬ではまれに胸内苦悶(きょうないくもん)(胸が苦しい)、呼吸障害のほか、かゆみ、足の脱力感、排尿障害といった症状がおこることがあります。また、塩酸エペリゾン製剤では、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死(えし)症がおこることがあります。
このような症状がおこったときは、必ず医師に相談してください。
③肝障害、腎(じん)障害、血液障害、ショック、眼瞼下垂(がんけんかすい)がおこる薬もあります。副作用のチェックや薬の効果を確かめるために、定期的な検査が指示されることがあるので必ず受けてください。
使用上の注意
①いろいろな剤型がありますが、食後の服用が原則です。ただし、1日あるいは1回の服用量・服用時間・服用回数、服用期間については、医師・薬剤師の指示を守り、かってに中止したり、減量・増量しないでください。
内服剤は、必ずコップ1杯以上の水で飲んでください。
②あらかじめ問診の際に、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無を医師に報告してください。とくに、過去に筋弛緩剤を使用して過敏症状をおこしたことがある人、てんかん、精神疾患、肝・腎障害、胃・十二指腸潰瘍(かいよう)のある人は、必ず医師に報告してください。また、塩酸チザニジン製剤では、重篤な肝障害の人には使用できません。
③妊婦または現在妊娠する可能性がある人、母乳で授乳中の人は、あらかじめその旨を医師に報告してください。
④高齢者や小児が使うと副作用が出やすい薬です。医師の指示を守ってください。
⑤ねむけ、注意力・集中力・反射運動の低下などがおこることがあります。使用中は自動車の運転、高い場所での作業などの危険を伴うことはしないでください。
⑥この薬を服用中は禁酒を守ってください。
⑦薬によっては、フェノチアジン系抗精神病剤、バルビツール酸系催眠鎮静剤などの中枢神経抑制剤、MAO阻害剤との併用、及び筋弛緩剤どうしの併用で、お互いの薬の効果が増強し、副作用が現れやすくなります。ほかの薬を併用するときは、必ず医師に相談してください。また、塩酸チザニジン製剤は、マレイン酸フルボキサミン製剤またはシプロフソキサシン製剤を使用中の人には使えません。必ず医師に報告してください。





