プレドニン
ツイートする Facebook にシェア

製薬会社名 塩野義製薬
剤形 錠剤
薬の色 淡橙
包装材料の記号一覧 341 5
薬剤本体の記号一覧 341 5
分類 抗炎症剤 > 副腎皮質ホルモン剤(ステロイド・ホルモン剤) > プレドニゾロン製剤
適応となるおもな病気 気管支喘息、慢性肝炎、重症感染症

どんな薬か?

 現在、炎症を抑える最も強力な作用をもつ薬で、ほかにも多くの作用があることから、さまざまな病気や症状の治療に使われています。

 しかし、作用が強力なため、大量に使用したり、長期間使用すると、重大な副作用を招く可能性があります。このため、副腎皮質ホルモン剤は、ほかの薬では効果のない重症の場合に使用されるケースがほとんどです。その場合でも、あくまでも病気の症状を一時的に抑える目的で使われます。

 ほかには、副腎皮質ホルモンの欠乏によっておこる病気(アジソン病、下垂体機能低下症、急性副腎不全など)に対して副腎皮質ホルモンを補う目的で使われますが、使用目的のほとんどは炎症を抑えるためです。

 副腎皮質ホルモンとは、副腎という臓器の外側の部分(皮質)から分泌されるホルモンで、ステロイドホルモンとも呼ばれ、生命や健康を維持するためには欠かせない物質です。副腎皮質ホルモンには、炎症をおこす原因物質にはたらきかけて強力に炎症を抑える抗炎症作用、血管の壁をち密にして出血を防ぐ止血作用、病気や外傷など人体に加わったストレスに対する抵抗力を増す作用などがあります。

 こうした副腎皮質ホルモンのはたらきを化学的に合成した薬が、副腎皮質ホルモン剤です。1946年に酢酸コルチゾンが開発されて以来、ヒドロコルチゾン、酢酸フルドロコルチゾン、プレドニゾロン、トリアムシノロン、メチルプレドニゾロン、デキサメタゾン、ベタメタゾン、プロピオン酸ベクロメタゾン〔皮膚科用剤〕の順に新しい薬がつくられ、そのたびごとに効力が増強される一方、副作用は軽減されてきました。

 現在よく使用されているのは、プレドニゾロンとベタメタゾンの製剤です。

 副腎皮質ホルモン剤には幅広い作用があることから、以下に述べるようにさまざまな病気や症状の治療に使用されています。

①副腎皮質ホルモン剤の最大の特徴は、強力な抗炎症作用(炎症を抑える作用)です。各種の炎症の治療に用いられますが、作用が強力な反面、副作用も避けられないため、ほかの薬ではどうしても抑えられない炎症、確実に抑えないと生命にかかわるといった急を要する炎症などに用いられるのが原則です。

②血管をち密にして出血を防ぐ止血作用があるので、ほかの薬では止められない出血の止血剤としても使用されます。

③体の抵抗力を増大させ、体に加わったストレスをはねのける蘇生作用があるので、大けが・手術・大出血などでショック状態におちいったときの蘇生剤としても使用されます。

 また、手術などは体にとって大きなストレスですから、体の抵抗力をつけることを目的として手術の前後に使用されます。

④体に備わっている免疫作用を低下させる免疫抑制作用があるので、臓器移植時に拒否反応を抑える目的で使用することもあります。

⑤血液中の好酸球という白血球の一種を減少させる抗好酸球作用があるので、好酸球が異常に増えてしまう白血病の治療剤としても使用されます。

⑥副腎皮質ホルモンが欠乏しているためにおこる病気(アジソン病、下垂体機能低下症、急性副腎不全など)に対して、副腎皮質ホルモンを補う目的で使用します。

⑦以下の病気で、ほかの薬では効果がないときに使用します。

内科小児科の病気

 リウマチ疾患・全身性エリテマトーデスなどの膠原病(こうげんびょう)、気管支喘息(ぜんそく)・花粉症・アレルギー性鼻炎などのアレルギー性疾患、紫斑病(しはんびょう)、潰瘍性(かいようせい)大腸炎、劇症肝炎、ネフローゼ症候群、重症の感染症、重症の低血圧症、薬物中毒、血清病など。また、デキサメタゾン製剤では、抗ガン剤使用に伴う吐き気や嘔吐(おうと)など。

整形外科の病気

 関節リウマチ、骨・関節炎、五十肩、坐骨(ざこつ)神経痛など。

産婦人科の病気

 つわり、妊娠中毒症、外陰瘙痒症(がいいんそうようしょう)など。

泌尿器科の病気

 前立腺(ぜんりつせん)ガン、膀胱炎(ぼうこうえん)など。

皮膚科の病気

 湿疹(しっしん)(皮膚炎)、じんましん、皮膚瘙痒症、小児ストロフルス、乾癬(かんせん)、紅皮症(こうひしょう)、角化症(かくかしょう)、皮膚筋炎、強皮症、脱毛症、火傷(やけど)、虫刺されなど。

眼科の病気

 結膜炎、角膜炎、眼瞼炎(がんけんえん)など。

歯科の病気

 歯周病(歯槽膿漏(しそうのうろう))など。

副作用

よく現れる副作用 消化不良。

ときに現れる副作用 視力の低下、霧視(むし)(目の前に霧がかかったようになる)、口の渇き、頻尿、食欲の増加、体重の増加、神経過敏、不安、多幸感(わけもないのに楽しい感じになる)、睡眠障害など。

まれに現れる副作用 発疹(ほっしん)、小児の発育不良、腱断裂、内分泌異常、血栓症、皮膚のぜい弱化など。

 以上のような症状が現れたときは服用を止め、すぐ医師に報告してください。また、胃・腹部・背中の痛み、めまい、発熱、食欲不振、筋肉・関節の痛み、吐き気・嘔吐(おうと)、呼吸促進、しゃっくり、異常な疲れ、異常な体重減少、硬膜外脂肪腫(こうまくがいしぼうしゅ)、心筋梗塞(こうそく)、脳梗塞、動脈瘤(どうみゃくりゅう)といった症状が現れたときには服用を中止し、すぐ医師に相談してください。こうした症状は重大な副作用の前兆のこともあるからです。

 さらに、副腎皮質ホルモン剤を長期にわたって、あるいは大量に使用していると、むくみやムーン・フェイス(満月様顔貌(まんげつようがんぼう))が現れたり、糖尿病を悪化させたり、感染症にかかりやすくなったり、緑内障、白内障、胃・十二指腸潰瘍をおこしたりします。

 こうした副作用を未然にチェックするために、長期間(または大量に)使用するときには、事前に、あるいは服用中定期的に、体重測定・胃の検査・尿検査・血液検査(血糖や電解質)・血圧などの検査が指示されるので、必ず受けるようにしてください。

使用上の注意

①錠剤、散剤、シロップ剤、坐剤(ざざい)〔坐剤の使用法〕など、いろいろな剤型があり、病気や症状に応じて用いられます。服用は食後が原則ですが、1日の回数、1回の使用量は、医師が患者の症状や病状をみながら、重大な副作用をおこさないように適切な判断をくだすので、指示を正しく守ってください。

②副腎皮質ホルモン剤は、前述したような重大な副作用をおこすことがありますが、指示された分量、回数、期間を厳守し、次の注意事項を守っていれば心配ありません。

*医師から指示された検査は、必ず受けるようにします。

*指示された服用法を守り、かってに中止したり、増量したりしないこと。

*発熱・化膿(かのう)・尿の混濁・せき・空腹時の胃痛・胸やけ・口の渇き・多尿・体重減少などの症状が現れたときには、必ず医師に報告してください。

*患者本人は気づかないことが多いのですが、わけもないのにふさぎこんだり、やたらと楽しい感じになることがあります。こういった精神症状は副作用のことがあるので、家族が患者の精神状態をよく観察し、異変を感じたときは医師に報告しましょう。

③服用中の飲酒は、薬の作用に影響したり、副作用がおこりやすくなったりします。服用中は、禁酒を守りましょう。

④副腎皮質ホルモンには、体内での蛋白質(たんぱくしつ)の合成を阻害するはたらきや、ナトリウムを蓄えるはたらきがあります。副腎皮質ホルモン剤を服用しているときは、蛋白質が豊富な食事と、減塩食をこころがけてください。

 また、ナトリウムを蓄える一方で、カリウムという塩類を排泄(はいせつ)しすぎてしまうので、カリウムの豊富な果物や野菜(バナナ、トマト、セロリなど)を適宜とるようにしましょう。

⑤結核・単純疱疹(ほうしん)(ヘルペス)などの感染症、気分障害などの精神疾患、胃・十二指腸潰瘍、白内障、緑内障、高血圧症、腎臓病などのむくみをおこす病気、コントロール不良の糖尿病の人(デキサメタゾン製剤の場合)、血栓症(けっせんしょう)の人や過去にあった人には、病状を悪化させることがあるので、原則として使用しません。このような人は、あらかじめ医師に報告してください。

化学療法剤を用いて治療中の感染症、糖尿病、骨多孔症(こつたこうしょう)、腎不全、甲状腺(こうじょうせん)機能低下症、肝硬変、脂肪肝、重症筋無力症などの病気にかかっている人や、過去にかかったことのある人には、副作用防止のため使用量を減らすといった注意が必要になることがあります。このような人は、あらかじめ医師に報告してください。

⑦胎児に悪影響を与えることもある薬なので、妊婦、現在妊娠する可能性のある人は、あらかじめ医師に報告してください。

⑧バルビツール酸系の催眠剤、解熱鎮痛剤、抗凝血剤、血糖降下剤、利尿剤などの薬を併用すると、薬の効果が変わったり、副作用をおこしたりします。以上の薬を服用している人は、あらかじめ医師に報告してください。

⑨副腎皮質ホルモン剤を服用中にワクチンの予防接種をしても効果がなく、神経障害などをおこすこともあります。予防接種は避けてください。

  • ソーシャルブックマークに追加:
  • gooブックマークに追加
  • Yahoo!ブックマークに追加
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlに追加
  • livedoorクリップに追加
  • FC2ブックマークに追加
  • newsingに追加
  • イザ!に追加
  • deliciousに追加

goo ヘルスケア

世界の名言・格言 世界の名言・格言
ニーチェ   名言一覧 | Wiki
男が本当に好きなものは二つ。危険と遊びである。そしてまた、男は女を愛するが、それは遊びのなかで最も危険なものであるからだ。
gooのお知らせ
おもいやり食堂gooヘルスケア「おもいやり食堂」「牛肉ときのこの塩麹和え」。主菜は油を使わない調理法で。さっぱりとヘルシーに、旨みを引き立てる調味料でおいしく…
いまgooいまgoo「いま」の話題が楽しめる「いまgoo」、おもわず話したくなる話題で、楽しむ・シェアする・盛り上がる!
SIM入門スマホをお得に!SIMフリー端末、格安SIM情報あなたのスマホライフに使える、役立つ、得する情報をお届けします
災害用伝言サービスから節電サポートまでNTTグループ内の災害対策リンク集で、万が一のための情報を知っておこう。
パピレスgoo電子書籍キャンペーン期間中、毎月先着10万名の新規入会者様に、100円分のチケットもしくはポイントをプレゼント!
gooサービス
不動産   賃貸   天気   郵便番号   中古車   中古バイク   講座   求人   アルバイト   マネー   保険   ホテル予約   旅行   電話帳   ビジネスコラム   プレスリリース   エコ   飲食店   レシピ   恋愛占い   無料占い   音楽   歌詞   映画   懸賞