エンピナース・P
| 製薬会社名 | 科研製薬 |
|---|---|
| 剤形 | 錠剤、カプセル |
| 薬の色 | 白~灰白、青・白 |
| 包装材料の記号一覧 | KC 28 18000 18000、KC-280 9000 9000 |
| 薬剤本体の記号一覧 | KC 28、KC-280/KC-280 |
| 分類 | 抗炎症剤 > 消炎酵素剤 > 蛋白分解酵素剤 > プロナーゼ製剤 |
| 適応となるおもな病気 | 手術後・外傷後・副鼻腔炎の腫脹、外傷、副鼻腔炎 |
どんな薬か?
細菌・動物・植物から抽出した物質からつくられた酵素製剤で、炎症を抑えて、腫(は)れや痛みをやわらげる効果があります。
セミアルカリプロティナーゼ製剤は、細菌から抽出してつくり出された酵素製剤で、外傷(けが)後・手術後の炎症、気管支炎などの呼吸器の病気でたんの切れにくい場合などに使います。副鼻腔炎(ふくびくうえん)(蓄膿症)には用いられません。
セラペプターゼ製剤は、細菌から抽出してつくり出された酵素製剤で、腫れや炎症をやわらげる作用が強く、たん・鼻汁(鼻水)などを溶かして取り除く作用もあります。また、抗生物質と併用して抗生物質の効果を高めるはたらきもあります。
プロナーゼ製剤は、細菌から抽出してつくり出された酵素製剤で、炎症によって生じた滲出物(しんしゅつぶつ)をすみやかに溶かして除去する効果があります。副鼻腔炎、外傷(けが)、気管支炎、胃内視鏡検査における胃内粘液の溶解除去などに効果があり、ほかの消炎酵素剤と比べて副作用が少ない薬です。
ブロメライン製剤は、炎症を改善し膿(うみ)の排出を促す効果があります。たんの出にくさ、外傷(けが)による腫れなどを改善するために使われます。血液にはほとんど作用しないため、副作用の血液障害が少ないという点が特長です。
一般的な消炎酵素剤の使用目的としては、手術・外傷(打撲・捻挫(ねんざ)など)後の炎症・腫れの治療に使います。
そのほか、ブロメライン・結晶トリプシン製剤以外の薬は、気管支炎、肺結核などの呼吸器疾患でたんが出にくいときに使います。
セラペプターゼ製剤、プロナーゼ製剤は副鼻腔炎の炎症に、セラペプターゼ製剤やブロメライン・結晶トリプシン製剤は乳汁うっ滞症の治療に使います。
副作用
①過敏症状(発疹(ほっしん)などのアレルギー症状)をおこすことがあります。過敏症状がおこったら服用を中止し、医師に相談してください。
②下痢、便秘、胃部の不快感、胃痛、食欲不振、吐き気・嘔吐(おうと)、ショック、アナフィラキシー様症状、肝機能障害、黄疸(おうだん)がおこることがあります。
まれに、血たん、血尿、鼻出血といった症状がおこることがあります。このようなときは医師に相談してください。
また、自分では気がつきにくい副作用もあるので、医師に指示された診察・検査は必ず受けてください。
使用上の注意
①いろいろな剤型があります。症状や病状によって、1日の回数、1回の錠(カプセル、包)数が決められます。医師の指示通りに使用してください。
②この薬は、胃液で分解されると効果がなくなるので、つぶしたり噛(か)み砕いたりしないでください。
③動物・植物・細菌から抽出した、生体にとって異種の蛋白(たんぱく)なので、過去にアレルギー反応をおこしたことのある人は使えないことがあります。また、肝臓や腎臓(じんぞう)に重い病気のある人、以前にそれらの病気になったことのある人、胃内出血のある人、妊婦あるいは現在妊娠する可能性のある人は、この薬が使えないこともあります。
あらかじめ、その旨を医師に報告してください。
④まれに、皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死(えし)症、間質性肺炎、ショックなどが現れることがあります。
⑤血液凝固異常(心臓弁膜症などの血栓(けっせん)が生じやすい病気)がある人、抗凝血剤を用いている人は、必ず医師に報告してください。
服用する際は、必ず医師の指示通りに使うことが大切です。
とくに、抗凝血剤と併用すると出血しやすくなることがあります。





