レチコラン
| 製薬会社名 | 東菱薬品工業、日医工 |
|---|---|
| 剤形 | 錠剤 |
| 薬の色 | 白 |
| 包装材料の記号一覧 | TBP 320 250μg、TBP 321 |
| 薬剤本体の記号一覧 | - |
| 分類 | 血液系の薬 > 貧血治療剤(抗貧血剤) > ビタミンB12製剤及び葉酸製剤 > メコバラミン製剤 |
| 適応となるおもな病気 | 末梢神経障害 |
どんな薬か?
ビタミンB12(コバラミン)はコバルトを含み、造血に関係するビタミンで、鮮やかな赤色をしています。
葉酸はビタミンB群の一種で、文字どおり緑黄色野菜に多く含まれているビタミンです。ビタミンB12とよく似た生理作用をもっており、核酸や蛋白質(たんぱくしつ)の代謝・造血などに重要な役割を果たしています。
ビタミンB12は、毎日ふつうに食事をとっていれば、欠乏することはまずありません。
しかし、先天的にビタミンB12吸収や体内での利用能力が低いために、大量のビタミンB12を必要とする遺伝的な病気があります。また、葉酸の欠乏は日本ではまれですが、アメリカではよくみられるビタミン欠乏症のひとつです。
ビタミンB12や葉酸を十分に吸収できない原因があると、巨赤芽球性貧血(きょせきがきゅうせいひんけつ)などをおこします。
こうした原因があっても、効率よく吸収できるようにした薬が、ビタミンB12製剤と葉酸製剤です。
ビタミンB12製剤は、巨赤芽球性貧血及びそれに伴う神経障害、妊娠に伴う貧血、胃を切除した後の貧血、肝臓障害に伴う貧血、末梢神経の炎症及び麻痺などの治療に用いられます。
メコバラミン製剤は、抗貧血作用のほかに、体内での蛋白質の利用を高め、神経組織を修復し、感覚機能や運動機能の障害を改善するはたらきがあります。
葉酸製剤は、ビタミンB12製剤の補助に使う薬で、巨赤芽球性貧血の治療には、ビタミンB12製剤と葉酸製剤とを併用することが多くなります。
そのほか、急性アルコール中毒や肝臓の障害が原因となっている大赤血球性貧血、再生不良性貧血、顆粒球(かりゅうきゅう)減少症、葉酸の欠乏による栄養性貧血、妊娠に伴う貧血、小児貧血、抗けいれん剤や抗マラリア剤の服用が原因の貧血の治療にも用いられます。
副作用
①酢酸ヒドロキソコバラミン製剤には、これといった副作用はみられませんが、ほかのビタミンB12製剤には次のような副作用があります。
過敏症状(発疹(ほっしん)、かゆみなどのアレルギー症状)がおこることがあります。過敏症状がおこったら服用を止め、すぐ医師に相談してください。
ときに胃部不快感、食欲不振、吐き気、下痢といった胃腸症状がおこることがあるので、そのときは医師に相談してください。
②葉酸製剤では、ときに過敏症状(かゆみ、紅斑(こうはん)といったアレルギー症状)がおこることがあります。過敏症状がおこったら服用を止め、すぐ医師に相談してください。また、ときに食欲不振・吐き気といった胃腸症状やむくみがおこることがあるので、その場合は医師に相談してください。
使用上の注意
①いろいろな剤型がありますが、原則として食後に服用します。1日の回数、1回の服用量については、医師の指示を守ってください。
長期にわたって、大量に服用しなければならない薬なので、定期的に肝機能などの検査を指示されることがあります。薬の効果や副作用のチェックのためにも欠かせない検査ですから、必ず受けてください。
②以前にこの薬を服用して過敏症状をおこしたことのある人は、原則として使用できません。あらかじめ、その旨を医師に報告してください。
③あらかじめ問診の際に、持病・アレルギーなどの体質・現在使用中の薬の有無を医師に報告するとともに、使用前に薬の効果と副作用について医師・薬剤師からよく説明を聞き、注意事項をきちんと守ってください。
④ほかの薬との併用によって副作用をおこしたり、薬の効果が変わるということはないのですが、現在あるいは最近まで、ほかの病気の治療のために服用していた薬がある場合には、事前に必ず医師に報告してください。





