トスフロ

どんな薬か?

 グラム陽性菌、グラム陰性菌など幅広い細菌に対する抗菌作用をもつ薬で、眼瞼炎(がんけんえん)麦粒腫(ばくりゅうしゅ)涙嚢炎(るいのうえん)結膜炎角膜炎など、外眼部のいろいろな感染症の治療に用います。

 トシル酸トスフロキサシン製剤は、瞼板腺炎(けんばんせんえん)や角膜潰瘍の治療眼科周術期の無菌化療法に用います。また、小児に対しても用いられます。レボフロキサシン製剤は、角膜潰瘍(かいよう)術後感染症の治療に用いられます。

 ガチフロキサシン水和物製剤は、瞼板腺炎(けんばんせんえん)眼科周術期の無菌化療法などに用います。肺炎球菌などのグラム陽性菌に対して強い抗菌力を示す薬です。

 塩酸モキシフロキサシン製剤は、第4世代のニューキノロン系抗菌剤の点眼剤で、瞼板腺炎(けんばんせんえん)角膜潰瘍眼科周術期の無菌化療法などに用います。ほかの合成抗菌剤で効果が不十分な人に有効です。

副作用

①ときに過敏症状(しみる・かゆみなどのアレルギー症状)が現れることがあります。

 こうした症状が現れたときは使用を止め、すぐ医師に報告してください。

②ときに結膜の充血、結膜炎、目の刺激感、かゆみなどが現れることがあります。塩酸モキシフロキサシン製剤では、眼の異物感、眼瞼紅斑、霧視(むし)、味覚異常、ショック、アナフィラキシー様症状などが現れることがあります。トシル酸トスフロキサシン製剤では、角膜障害、眼痛、眼瞼皮膚炎、霧視、霰粒腫、ショック、アナフィラキシー様症状が現れることがあります。こうした症状が現れたときは、医師に相談してください。

使用上の注意

①1回1滴、1日3回点眼が原則です。ガチフロキサシン水和物製剤で眼科周術期の無菌化療法を行う場合は、1回1滴、1日5回点眼します。塩酸モキシフロキサシン製剤では、眼科周術期の無菌化療法の場合、手術前1回1滴、1日5回、術後は1回1滴、1日3回点眼します。指示された使用期間を正しく守り、長期間用いないでください。過去に合成抗菌剤を使用して過敏症状をおこしたことのある人は、あらかじめその旨を医師に報告してください。

②点眼液を使用するときは、容器の先端がまぶたやまつげに直接触れないようにしてください。点眼剤の使用上の注意参照

③ほかの薬を使用する必要が生じたときは、医師に必ず相談してください。とくにトシル酸トスフロキサシン製剤では、プラノプロフェン、ジクロフェナクナトリウム、ベタメタゾン製剤などとの併用は避けてください。

製薬会社名 日東メディック
剤形 点眼剤
薬の色 無色澄明
包装材料の記号 (容器本体無色/キャップ群青)
薬剤本体の記号 -
分類 眼科疾患治療剤 > 合成抗菌剤含有点眼剤 > トシル酸トスフロキサシン製剤
主な効果・効能 眼瞼炎、角膜潰瘍