チモプトール

どんな薬か?

 交感神経のはたらきを抑える薬です。交感神経の過剰な興奮がおさまると、余分な房水(ぼうすい)(眼圧を保っている目の中の水)の産生も減り、眼圧が下がって緑内障高眼圧症が改善します。縮瞳剤に比べると効果の続く時間が長く、1日の使用回数が少なくてすむので、緑内障の治療剤としてよく用いられています。

 ニプラジロール製剤は、α(アルファ)とβ(ベータ)両方の遮断作用をもっています。

副作用

 薬によっては、目が痛む、しみる、灼熱感、かゆみといった刺激症状、ときにかすみ目、白目の充血、眼瞼炎(がんけんえん)、目やに、複視、結膜炎、結膜・眼瞼(がんけん)浮腫、角膜知覚低下、霧視(むし)、視力低下、角膜炎・びらんなどの角膜障害、眼乾燥感、眼瞼下垂、頭痛、胸部不快感、下痢などが現れることがあります。こうした症状が現れたら、医師に相談してください。

使用上の注意

①点眼液は、1回1滴を点眼します。指示された1日の使用回数、1回の使用量などは正しく守ってください。

②薬によっては生涯使用するものがあります。指示された診察は必ず受けてください。

③過去にβブロッカー製剤による過敏症状をおこしたことがある人は、この薬を使うと再度過敏症状をおこす危険性が高いので、医師に報告してください。

 また、心臓病、気管支喘息(ぜんそく)、気管支けいれん、重い慢性閉塞(へいそく)性肺疾患、甲状腺(こうじょうせん)中毒症、筋無力症、糖尿病といった病気の人は、この薬を用いると病気が悪化することがあるので、医師に報告してください。

④妊婦、現在妊娠する可能性のある人は、あらかじめ医師に報告してください。

⑤この薬を使用中にほかの薬を使用する必要が生じたときは、使用前に必ず医師に相談してください。

 とくに、ほかの緑内障治療点眼剤、降圧作用のある薬、ジギタリス製剤血糖降下剤硫酸キニジン製剤などの不整脈治療剤、非ステロイド抗炎症剤などでは、十分に注意してください。

製薬会社名 万有製薬、参天製薬
剤形 点眼剤
薬の色 無色~微黄澄明
包装材料の記号 (キャップブルー)、(キャップスカイブルー)
薬剤本体の記号 -
分類 眼科疾患治療剤 > βブロッカー含有点眼剤 > マレイン酸チモロール製剤
主な効果・効能 緑内障、高眼圧症