うなぎ【ウナギ】<魚類>
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- 100gに含まれるおもな栄養素
- たんぱく質:17.1g、脂質:19.3g、亜鉛:1.4mg、レチノール:2400μg、ビタミンB1:0.37mg、ビタミンB2:0.48mg、ビタミンD:18μg、ビタミンE:7.4mg、カルシウム:130mg、エネルギー:255kcal、1串の目安:100g
- 養殖・生を表記
栄養と働き
大昔、ウナギは、水神の使いとして神聖視された存在でした。一般的に食べられるようになったのは江戸時代で、平賀源内(ひらがげんない)が「土用の丑(うし)の日」にウナギを食べることを推奨した話が有名です。
淡泊な食事になりがちな夏に、スタミナをつけ、夏バテ解消を狙った食習慣が、いまも受け継がれています。
レチノールが免疫力を高め、Eが疲労をやわらげる
栄養成分としての働き
ウナギはたんぱく質が豊富ですが、ほかにもビタミンAをはじめB2、D、E、カルシウムなどがバランスよく含まれている魚です。
レチノール(ビタミンA)は、免疫力を高め、細菌やウイルスに対抗します。B2は皮膚や消化器官内の粘膜の健康を保つのに役立ちます。動脈硬化症や老化を進行させるといわれる過酸化脂質の分解を助ける働きもあります。つまりビタミンAやE、B2により、生活習慣病を予防し、さらに、皮膚や粘膜(ねんまく)の健康を保ちます。Eは若返りのビタミンと呼ばれ、活性酸素を除去し、末梢(まっしょう)血管を拡張し、老化を予防します。
ほかに、脳の働きを支えるDHA(ドコサヘキサエン酸)や、血中の悪玉コレステロール値の上昇を抑制し、動脈硬化や脳血栓(のうけっせん)に有効なIPA(イコサペンタエン酸)も含まれています。
さらには、ムコ多糖類という物質も含まれます。
ムコ多糖類とは、ヌルヌルした動物に含まれる多糖体(たとうるい)の1つで、弱った胃腸の粘膜を保護し、消化吸収を助けるボディーガードのような働きをするものです。
肝15gで1日のビタミンAがとれる
ウナギの肝(きも)はビタミンAが豊富で、カボチャのそれと比較すると約7倍、牛サーロインの1400倍にもなります。わずか肝15gで1日の摂取量がとれるほどです。
注意すべきこと
ウナギのかば焼き1串(100g)に、コレステロールは230mgもあるので、食べすぎに注意。
調理のポイント
日本は世界一のウナギの消費国で、そのほとんどが養殖です。養殖ものは1年中出回りますが、やはり味がよい旬(しゅん)は7月末ごろ。皮膚に光沢があり、身がはっているものが美味です。
一般的な食べ方はかば焼きですが、蒸(む)して脂(あぶら)を落とす白焼きもおいしくいただけます。栄養的には、かば焼きも白焼きも差はありません。頭はかぶと焼き、骨は揚げて、骨せんべいとして食べます。
目のうしろにえら穴が7つあり、あたかも目が8つあるように見えることから名づけられた「ヤツメウナギ」は、薬用として用いられます。100g中に、たんぱく質15.8g、ビタミンA8200μgとひじょうに多く含むため、視覚・聴覚・生殖機能の維持やがんを防ぐ効果があるとされています。





