かぼちゃ【カボチャ】<野菜類>
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- 100gに含まれるおもな栄養素
- カロテン:4000μg、ビタミンC:43mg、ビタミンE:5.1mg、食物繊維:3.5g、エネルギー:91kcal、1回使用量:100g(2切れ)
- 西洋カボチャを表記
栄養と働き
カボチャは、日本カボチャと西洋カボチャの2種に大別されます。
メキシコ原産の日本カボチャは、高温地帯での栽培が適した種類。わが国には16世紀にポルトガル船によって九州に渡来しました。その際、カンボジア産の野菜だと伝えられたことから「カボチャ」と呼ばれるようになったといわれています。
一方、ペルー原産の西洋カボチャは寒冷地帯に適しています。わが国へは19世紀ころ、アメリカから伝えられ、北海道を中心に分布しました。いまでは「栗カボチャ」とも呼ばれ、こちらのほうが主流になっています。
栄養成分としての働き
カボチャの特徴といえば、なんといってもカロテンが豊富に含まれていることですが、日本カボチャと西洋カボチャとでは、含まれる量に多少差があります。
西洋カボチャのほうが栄養的には上で、ゆでたものをくらべると、日本カボチャ100g中に含まれるカロテンは830μgなのに対し、西洋カボチャは4000μgも含んでいます。同じくゆでたものでビタミンCは100g中32mgと日本カボチャの2倍、カリウムは430mgで日本カボチャよりやや少なめです。
カロテンは体内でビタミンAにかわって肌や粘膜(ねんまく)を丈夫にし、感染症に対する抵抗力をつけます。
「冬至にカボチャを食べるとかぜをひかない」といわれるのは、そのためです。
カボチャ200gで1日のビタミンE所要量を満たす
またカボチャは、100g中に生で5.1mg、ゆでても4.8mgとビタミンEを多く含む野菜でもあります。ゆでたカボチャを4切れほど食べれば、ビタミンEの1日の所要量を満たせます。
ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、活性酸素の害から体をまもって、老化防止や動脈硬化症の予防が期待できます。血行を改善する働きもあるので、冷え症や肩こりなどの症状をやわらげる作用も。
ミネラルやビタミン類が豊富なカボチャの種を食べれば、さらに栄養価がプラスされます。水洗いして乾燥させ、フライパンで炒(い)って食べましょう。
調理のポイント
切り口の色の濃いカボチャほどカロテンが豊富
持ってみてズッシリと重く、上皮がかたいものを選びましょう。カット売りのものは、種子の部分が引っ込んでいなくて、種子がつまっているもの、黄色が濃いものが良質です。
旬(しゅん)は夏。8月から10月にかけてが最盛期です。長期にわたって保存できるので重宝します。
西洋カボチャはホクホクとした粉質が特徴。お菓子やポタージュにむいています。外形がデコボコした「菊座カボチャ」などの日本カボチャは繊維が多く、粘り気が強いので型くずれしにくいのが特徴です。てんぷらや味噌汁の具、煮ものなどにむいています。
豊富なカロテンを有効にとるには、油といっしょにとることです。てんぷらやソテーなどにすれば、吸収がよくなります。
カボチャを食べすぎると肌が黄色くなることがありますが、カボチャの色素が汗腺(かんせん)から排出されるためで、害はありません。





