開く(あく)/開く(ひらく)/開ける(あける)
- [共通する意味]
- ★閉じていたものに、すきま、ゆるみ、さらに大きな開放部分ができる。閉じていない状態になる。また、そのような状態にする。
- [英]
- to open
- [使い方]
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- 〔開く〕(あく)(カ五)▽窓があく▽びんのふたがあく▽すきまがあく
- 〔開く〕(ひらく)(カ五)▽ドアがひらく▽花がひらく▽本をひらく
- 〔開ける〕(カ下一)▽戸をあける▽ふたをあける
- [使い分け]
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- 【1】「開(あ)く」は自動詞のみ、「開ける」は他動詞のみ、「開(ひら)く」は自他ともに用いる。
- 【2】「あく」は、閉じていたものが閉じ目から離れて、くっついていた部分に空間ができることを表わす。今まであったものが取り去られる感じである。「ふた」などのように、ふたつに分かれてしまうもの、「窓」のように、その空間と接しているもの、ともにいう。「あける」は、開(あ)くようにする意。「開けっぱなし」など、開放的な比喩(ひゆ)にも用いる。
- 【3】「ひらく」は、中から外へ、中が見えてくるような形で閉じていた状態がゆるんでくることをいう。「あく」が一方的な動きであるのに対して、二方向以上への動きをさすことが多い。「窓」の場合など「あく」は引き戸、「ひらく」は外側に押すフランス窓などについていうのがぴったりする。「観音開き」「アジの開き」なども、中心から両方への動きにより、中が見えるようになるさまである。
- 【4】「開ける」も同じような文で用いることが多いが、「開ける」が覆っているもの、閉じ合わせてあるものを取り除いて明るくする感じであるのに対して、「ひらく」は、それらを外へ押したり閉じ目から離していったりする動作を表わすような感じである。
- [反対語]
- ▼開(あ)く・開(ひら)く(自)⇔閉じる(自)・閉まる開(ひら)く(他)・開ける⇔閉じる(他)・閉める
- [参照]
- 開く⇒すく/あく
- [分類コード]
- 907-01→分類一覧
提供元:「類語例解辞典」凡例





