無くす(なくす)/失う(うしなう)/落とす(おとす)/喪失(そうしつ)

関連語
無くなる(なくなる)
  1. [共通する意味]
      ★それまで持っていたものをどこかにやってしまう。
  1. [英]
  1. [使い方]
    • 〔無くす〕(サ五)
      無くしたと思った時計が出てきた
      ▽大事な書類を無くす
      ▽差別を無くす
    • 〔失う〕(ワ五)
      ▽選挙で議席を失う
      ▽バランスを失って倒れる
      ▽医師の資格を失う
      ▽気を失う
    • 〔落とす〕(サ五)
      ▽定期券をどこかで落としたらしい
      ▽信用を落とす
      ▽よごれをさっぱり落とす
    • 〔喪失〕スル
      ▽記憶を喪失する
      ▽主体性の喪失
  1. [使い分け]
    • 【1】財布、本、時計といった自分の身のまわりの持ち物や、資料、証明書といったその場で必要な大切な物をどこかにやってしまう場合は、「無くす」か「落とす」を使う。「無くす」は、どこへ置いてきたか思いあたらないような場合、「落とす」は、知らないうちにどこかで紛失してしまったような場合に多く使う。
    • 【2】所有物でも、家、財産といった手回り品でないものや、職、地位、支持といった自分に備わっていたり所属していたりした重要なものの場合は、「失う」か「無くす」を使うが、「失う」は、文章語的。また、大事な人に死なれる意でも「無くす」「失う」は使う。その場合は、「亡くす」「喪う」とも書く。
    • 【3】自信、記憶、機能といった精神的なもの、抽象的なものについては「無くす」「失う」「喪失」を使うが、「喪失」は、使われる範囲が限られており、他の語にくらべると文章語的。
    • 【4】「落とす」は、あか、贅肉(ぜいにく)、汚れなどの不必要なものを取り去る場合や、「報告書に発表者の名を一人落としてしまった」のように、そこへ入れなければならないものをうっかり抜かしてしまう場合などにも使う。
  1. [関連語]
    • (無くなる) (ラ五)今まであったものがない状態になる。人がこの世に存在しなくなる。「希望が無くなる」「傘が無くなる」「急がないと時間が無くなる」「母は三年前に亡くなった」◇死ぬ意では「亡くなる」と表記する。
  1. [対比表]
    命を…財布を…自信を…財産を…力を…
    無くす
    失う
    落とす
    喪失する
  1. [分類コード]