でも/さえ/だって/など

関連語
すら
  1. [共通する意味]
      ★極端な例、暗示的な例などを表わす。
  1. [使い方]
    • 〔でも〕
      ▽(1)先生でも解けない難問
      ▽(2)公園にでも行こうか
      ▽(3)自転車でもパソコンでも好きな物を買ってあげよう
      ▽(4)話だけでも聞いてほしい
      ▽(5)この店には何でもある
    • 〔さえ〕
      ▽(1)水さえのどを通らない
      ▽(2)寒いだけでなく雪さえ降ってきた
      ▽(3)寝てさえいれば風邪は治る
    • 〔だって〕
      ▽(1)ミミズだって生きている
      ▽(2)マンションだってだってみんな親に買ってもらったものだ
    • 〔など〕
      ▽(1)この洋服などいかがですか
      ▽(2)太郎や花子などが同級生です
      ▽(3)お金など欲しくない
  1. [使い分け]
    • 【1】表例(1)はいずれも、ある極端な事柄を例に示し、それが成立するならば当たり前の事柄も当然成立することを言外に述べている。「子供に分かる問題」ならば、「大人に分かるのは当たり前だ」ということを言いたいわけである。
    • 【2】「でも」には、例文(2)のように仮に一つの例を示す用法がある。多くの場合、勧誘や意志・希望の表現で用いられる。この用法は「さえ」や「だって」にはない。これに対し、例文(3)は代表的な例を仮にいくつか示す用法である。例文(2)とは違い、「だって」で言い換え可能である。ほかに、例文(4)のように「だけ」を強調して一つに限定する用法や、例文(5)のように「何」「どこ」「いつ」「だれ」などの不定代名詞について、そのすべての事柄について当てはまることを表わす用法もある。
    • 【3】「さえ」の例文(2)は、程度の激しい事柄をさらに付け加える働きをしているが、現在ではこの用法は「まで」を用いることが多い。また、例文(3)のように「~さえ…ば」の形で、ある条件を満たせば結果としてある事柄が成立することを表わす用法もある。
    • 【4】「だって」の例文(2)は、「でも」の例文(3)と同じく代表的なものをいくつか例に挙げる用法である。
    • 【5】「など」は、口語では「なんか」や「なんぞ」の形をとることが多い。他の語と違って、極端な例を挙げる用法はない。例文(1)は、「でも」の例文(2)と同じように仮に一つの事柄を例示する用法である。例文(2)は、他の例の存在を暗示しながら、いくつか挙げた例をまとめる用法である。この用法のように複数の例を挙げる場合、「でも」や「だって」のように例ごとにつけて、「~でも…でも」「~だって…だって」のようにいうのではなく、最後の例にのみつけて、「~や…など」のようにいう。例文(3)は、その例を軽んじて扱う気持ちを表わす。
  1. [関連語]
    • (すら) 極端な例を示す用法があるが、現在では書き言葉として用いられることが多い。「彼は自分の名前すら忘れてしまった」「財布には小銭すら残っていない」
  1. [対比表]
    ①子供(に)…分かる問題今から…間に合う休む時間…ないお茶…飲みませんか
    でも
    さえ
    だって
    など
  1. [分類コード]