せっかく/わざわざ の解説 - 小学館 類語例解辞典

せっかく/わざわざ の共通する意味

ついでではなく、そのことのために特にするさま。

英語表現 specially

国語辞書で調べる せっかく わざわざ

せっかく/わざわざ の使い方

せっかく 【副】
▽せっかくの好意を無にする ▽せっかく来たのに留守だった ▽せっかくですがお断りします
わざわざ 【副】
▽わざわざ持って来てくれた ▽わざわざ来るには及ばない

せっかく/わざわざ の使い分け

「せっかく」は、「せっかく…のに」「せっかく…だから」「せっかくの…」などという言い方で、努力してそのことをしたのだから、それが無駄にならないようにという気持ちを表わす。また「せっかくの…だが」「せっかくではあるが」などの形で、相手の頼み、申し出などを断る場合に使う。他に、「せっかくの休みに雨が降る」など、たまにしかない機会が無駄になる事態を惜しむ気持ちを表わすこともある。「折角」とも当てる。
「わざわざ」は、あえてそうしなければならない必然性はないが、何かのついでではなく、その事だけのためにするさまをいう。特に、相手に気を使って、あるいは心を尽くして、相手のために何かをする場合に用いられることが多い。また、しなくてもいいのに、あえてするような場合にも使う。

カテゴリ

#人間の性質#態度