[形][文]うと・し[ク]
  1. 親しい間柄でない。疎遠だ。「二人の仲は—・くなった」「去る者は日々に—・し」

  1. (「…にうとい」の形で)そのことについての知識理解が不十分である。「その方面事情に—・い」

  1. 親しみが持てない。わずらわしく思う。

    1. 「かつ見れど—・くもあるかな月影のいたらぬ里もあらじと思へば」〈古今・雑上〉

  1. 不案内である。関心がない。

    1. 「後の世のこと心に忘れず、仏の道—・からぬ、心にくし」〈徒然・四〉

  1. 愚かである。間が抜けている。

    1. 「女郎狂ひするほどの者に、—・きは一人もなし」〈浮・胸算用・二〉

[派生]うとさ[名]

出典:青空文庫

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