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朝三暮四の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果であることを理解しないこと。また、言葉巧みに人を欺くこと。転じて、変わりやすく一定しないことや生計意味でも使われる。▽「暮四朝三ぼしちょうさん」ともいう。
出典
『列子れっし』黄帝こうてい
句例
朝三暮四を見抜けない
用例
幕府の頽勢たいせいを建直さなければならないが、これも、堀田の意中は、朝三暮四、いつ豹変ひょうへんするかしれたものではない。<舟橋聖一・花の生涯>
故事
中国宋そうの狙公そこうが猿を飼っていたが、その猿たちにとちの実を朝三つ晩四つ与えると言ったら猿たちは怒ったが、朝四つ晩三つにすると言ったら喜んだという故事から。

朝三暮四の解説 - 学研 四字熟語辞典

目先の違いにとらわれて、結局は同じ結果になることに気づかないこと。また、目先利害強調して口先で人をあざむくこと。
注記
転じて、生計やくらしの意にも用いる。また、現代中国では、考えや方針が変わりやすくあてにできないことについていう。中国春秋時代、宋の狙公そこうが飼っていた猿に、トチの実を朝に三つ晩に四つ与えようと言ったら猿が怒りだしたので、それなら朝に四つ晩に三つ与えようと言ったら喜んだという説話から。「暮四朝三ぼしちょうさん」ともいう。
出典
『列子れっし』黄帝こうてい

朝三暮四の解説 - 小学館 デジタル大辞泉

中国の狙公 (そこう) が、飼っている猿にトチの実を与えるのに、朝に三つ、暮れに四つやると言うと猿が少ないと怒ったため、朝に四つ、暮れに三つやると言うと、たいそう喜んだという「荘子」斉物論などに見える故事から》

  1. 目先の違いに気をとられて、実際は同じであるのに気がつかないこと。また、うまい言葉や方法で人をだますこと。朝四暮三。

  1. 生計。くらし。

    1. 「己れが—に事欠かぬ限りは」〈魯庵社会百面相

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