かか・り【斯かり】
[動ラ変]《「かくあり」の音変化》このようである。かくのごとくである。→斯(か)かる「—・らむ世には、朝に仕へ身をたて」〈平家・三〉
かかる【斯かる】
[連体]《「かくある」の音変化》このような。こういう。「—行為は許されない」
かかれ‐ど【斯かれど】
[接]《「かくあれど」の音変化》こうではあるけれど。「船にも思ふことあれど、かひなし。—、この歌を独り言にしてやみぬ」〈土佐〉
かかれ‐ば【斯かれば】
[接]《「かくあれば」の音変化》こうであるから。こういうわけだから。「昔、山にて見つけたる。—、心ばせも世の人に似ず侍り」〈竹取〉
かく【斯く】
[副] 1 話し手が身近なこととして事態をとらえていう。このように。こう。「この家のあるじは—いう私だ」 2 前文の内容をさして、あるいは具体的な内容を省略していう。このように。こう。「—も盛大...
かかる【×斯かる】
suchかかる情勢下にunder these (special) circumstancesかかる次第につきご了承願いたいSuch being the case, please understa...
かく【×斯く】
⇒このよう(此の様)かくして《文》 thus/in this way [manner]かく振る舞うのも君のためを思えばこそであるI behave like this simply because...
かくかく【×斯く×斯く】
事件のいきさつはかくかくしかじかだったThe course of the incident was such and such./The affair developed like this.
かくして【×斯くして】
《文》 thus ⇒こうして(斯うして)
かくのごとし【×斯くの▲如し】
事情はかくのごとしThe situation is as I have stated above.