きえ‐い・る【消え入る】
[動ラ五(四)] 1 しだいに消えてなくなる。「—・るような声」「夜の闇に—・る人影」 2 悲しさ、恥ずかしさなどのために人心地がなくなる。どうしてよいのか、身をもてあます。「—・りつつ、えも言...
きえ‐う・せる【消え失せる】
[動サ下一][文]きえう・す[サ下二] 1 そこにあったものが見えなくなる。「人込みの中に姿が—・せる」 2 死ぬ。「—・せ給ひにしことを思し出づるに」〈源・夕霧〉
きえ‐かえ・る【消え返る】
[動ラ四] 1 《「返る」は、すっかり…する意》すっかり消えてなくなる。また、たちまち消えてしまう。「定めなく—・りつる露よりも空頼(そらたの)めする我は何なり」〈かげろふ・上〉 2 《「返る」...
きえ‐がた【消え方】
[名・形動ナリ]今にも消えようとするさま。また、その時。「雪は、檜皮葺(ひはだぶき)、いとめでたし。少し—になりたるほど」〈枕・二五一〉
きえ‐がて【消え難て】
[形動ナリ]消えにくいさま。「さくら散る花の所は春ながら雪ぞ降りつつ—にする」〈古今・春下〉
きえいる【消え入る】
消え入るような声a faint [weak] voice恥ずかしくて消え入る思いがしたI was so embarrassed I could have just died.
きえうせる【消え▲失せる】
vanish; disappearとっとと消え失せろ《口》 Get lost!/《口》 Scram!/《口》 Beat it!
きえぎえに【消え消えに】
消え消えに残る雪traces of snow remaining on the ground
きえさる【消え去る】
⇒きえる(消える)4
きえのこる【消え残る】
〔雪が〕remain unmelted;〔火が〕remain unextinguished下の方に消え残った石炭殻cinders still red-hot underneathまだらに消え残る...