さい【犀】
奇蹄(きてい)目サイ科の哺乳類の総称。陸上では象に次ぐ巨獣で、皮膚は厚く、毛はほとんどない。鼻先にある1本または2本の角は皮膚が角質化したもので、漢方では珍重される。南アジア・東南アジア・アフリ...
さい【犀】
文芸雑誌。昭和39年(1964)に立原正秋、高井有一、加賀乙彦らが創刊。後に後藤明生が参加。昭和42年(1967)終刊。 《原題、(フランス)Rhinocéros》イヨネスコの戯曲。著者が青...
さい【犀】
[人名用漢字] [音]サイ(呉) セイ(漢) 1 獣の名。さい。「犀角/霊犀」 2 するどい。「犀利」 [難読]木犀(もくせい)
さい‐かく【犀角】
サイの角(つの)。漢方で、粉状にして解熱・鎮静・解毒薬に用いる。黒色と白色とがあり、黒色のものを烏犀角(うさいかく)と称して珍重した。
さいかく‐の‐おび【犀角の帯】
石帯(せきたい)の一種。サイの角(つの)を円形または方形に切って飾りとしてつけた革の帯。四位・五位以下の者が用いた。角(つの)の帯。