い‐なか【田舎】
1 都会から離れた地方。「—から町に出てくる」 2 田畑が多く、のどかな所。人家が少なく、静かでへんぴな所。「便利になったとはいっても、まだまだ—だ」 3 生まれ故郷。郷里。父母や祖父母のふるさ...
いなか‐うた【田舎歌】
1 広く田舎で歌われる俗謡。ひなうた。俚謡(りよう)。 2 歌舞伎の下座音楽で、田舎道や田舎家の場面などに用いる歌。→在郷歌(ざいごううた)
いなか‐えびす【田舎夷】
田舎者を軽蔑していう語。
いなか‐かせぎ【田舎稼ぎ】
都会の商人・芸人などが田舎へ行って稼ぐこと。また、その人。
いなかきょうし【田舎教師】
田山花袋の小説。明治42年(1909)刊。自我に目覚めながら、貧しさのため片田舎で苦悩のうちに死んでゆく代用教員の悲劇を、モデルの日記と実地踏査をもとに描く。自然主義文学の代表作の一つ。
いなか【田舎】
1〔都会に対して〕the country, the countryside;〔田園〕rural districts;〔地方〕local areas,《口》 the sticks(▼軽べつ的に用い...
いなか【田舎】
the country(side)《都会に対して》;one’s (beloved) home(town)《故郷》
いなかぐらし【田舎(の)暮らし】
(a) country life
いなかしばいじみたこうどう【田舎芝居じみた行動】
(uncouth) theatrical behavior
いなかせいかつのてんぽ【田舎生活のテンポ】
the tempo [pace] of rural life
いなか【田舎】
[共通する意味] ★生まれ育った土地。[英] one's hometown[使い方]〔故郷〕▽故郷を出てから十年になる▽故郷の山河▽故郷に帰る〔郷里〕▽父の郷里は北海道だ▽郷里には母がいる〔ふる...
いなか【田舎】
[共通する意味] ★都会から離れた地方。[英] the country[使い方]〔田舎〕▽都会よりも田舎の方が住みやすい▽田舎だから、交通の便がよくない〔郷〕▽郷に入(い)っては郷に従え(=住む...
いなかみち【田舎道】
[共通する意味] ★農村あたりの道。[英] a farm road[使い方]〔農道〕▽農道をトラクターが走る〔あぜ道〕▽ぬかるんだあぜ道〔田圃道〕▽どこまでも田圃道が続く〔田舎道〕▽田舎道をぽく...
た【田】
[共通する意味] ★耕して稲などを植える土地。[英] a paddy field[使い方]〔田〕▽田の草をとる▽田に水を引く〔水田〕▽日照りで水田が干上がる〔たんぼ〕▽一面にたんぼが広がっている...
たはた【田畑】
[共通する意味] ★田や畑など農作物を作るために耕した土地。[英] farmland[使い方]〔農地〕▽宅地に変更される農地が多い▽農地改革〔耕地〕▽耕地に適した土地▽耕地整理〔田畑〕(たはた)...
たなか‐おおひで【田中大秀】
[1777〜1847]江戸後期の国学者。飛騨の人。号、千種園(ちぐさえん)など。本居宣長(もとおりのりなが)の門人。著「竹取翁物語解(たけとりのおきなのものがたりかい)」「土佐日記解」など。
たなか‐こみまさ【田中小実昌】
[1925〜2000]小説家。東京の生まれ。戦後の混乱期に風俗の世界に身を投じ、さまざまな職業を体験する。飄々(ひょうひょう)としたユーモラスなタッチの中に人間の悲しさを描き出した。「浪曲師朝日...
たなか‐しょうすけ【田中勝介】
江戸初期の貿易商。京都の人。慶長15年(1610)日本へ漂着した前ルソン総督ドン=ロドリゴのメキシコへの出発に同行、翌年帰国。太平洋を横断した最初の日本人。生没年未詳。名は「勝助」とも。
たなか‐ちかお【田中千禾夫】
[1905〜1995]劇作家・演出家。長崎の生まれ。芸術院会員。「おふくろ」で注目され、文学座創立に参加。戦後、俳優座に入る。「教育」で読売文学賞、「マリアの首」で岸田演劇賞。他の作品に「雲の涯...
たなか‐ふじまろ【田中不二麿】
[1845〜1909]政治家。愛知の生まれ。岩倉使節団に随行して欧米の教育制度を調査。帰国後、文部大輔として学制の改革を企図した教育令を制定。のち司法卿・枢密顧問官・法相などを歴任。