2019.6.13

"master,teacher,mentor"(師匠・先生・先輩) 

話してみよう ジャパニーズライフ

日本の伝統芸能「落語」を米国で広める活動に取り組む柳家東三楼(とうざぶろう)さんの奮闘ぶりが、英語ニュースサイト「ジャパン・フォワード」で紹介されている。伝統芸能の世界は「師弟関係」が重要で、落語家になる場合も師匠に師事し、芸を学ぶ。日本語も英語も、教える側と教わる側を表現する言葉はさまざまだ。

師匠を英語でいうと"master"で、弟子は"pupil"となる。"master"は職人の親方や、会社の上司など上下関係を意識するときに使う。「師匠に師事する」を英語で表現する場合は、"study"(学ぶ)の動詞を使い、"study under~"となる。師弟関係の考え方は、欧米でもある。空手など格闘技の世界を描いたハリウッド映画でも、師匠を"master"と呼ぶ。

日本では師弟の多くは上下関係だが、欧米ではフラットな関係というケースも珍しくない。そういう場合は"master"よりも、助言や指導をしてくれるという意味で"mentor"を使う。日本でも新入社員に仕事を教える先輩のことをメンター(mentor)という。 日本も欧米も、教育現場では先生と生徒の関係がある。英語では"teacher"(先生)、"student"(生徒)となじみのある単語だ。

日本の伝統芸能や武道などは、「kabuki歌舞伎)」や「sumo wrestling相撲)」など日本語がそのまま英単語になっている。しかし、漫才と落語の違いを聞かれると、説明するのに苦心する。芸の内容で説明すると、両者とも"comic storyteller"だが、落語は一人で座って芸を披露するのに対し、漫才師はペアで並び立つ。漫才師を"stand-up comedians"というと、外国人にも理解しやすい。

画像提供:はなたれ君さんによる写真ACからの写真

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