英語ニュースサイト「
ジャパン・フォワード」は、「
How Society Can Learn to Coexist with COVID-19(いかに共存するかが重要)」との見出しで、新型コロナウイルスへの対策の効果などを分析する政府の有識者会議の委員である京都大
iPS細胞研究所長の
山中伸弥氏のインタビュー記事を掲載している。
山中氏は、新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるためには、感染者を早期に発見し隔離する体制の整備が重要との考えを示している。
新型コロナウイルスへの感染を調べる検査方法としては世界中で
PCR検査が行われている。
PCRは「
polymerase chainreaction(
ポリメラーゼ連鎖反応)」の頭文字で、ごく少量の
DNAを大量に複製する手法。英語では「
PCR test」や、単に「
test」でも通じる。
PCR検査のようにウイルスそのものが体内にあるか否かを調べる検査としては「抗原検査(
antigen test)」も行われる。
PCR検査に比べて、短時間で結果が出るが、精度は低いとされる。これらの検査結果で「陽性」の場合は、英語で「
positive」、「陰性」の場合は「
negative」という。
ところで、「
antigen」の英単語は、外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどのことを指す。語源については、「anti」は「対抗」の意味で、「gene」は「生む」の意味を持っている。
一方で、「抗体検査(
antibody test)」は、ウイルスに感染したことがあるかどうかを調べる検査のこと。「抗体(
antibody)」は、「
anti-toxic body(抗毒素)」を省略した形だ。このほか、「
antibiotic(抗生物質)」や「
antidote(解毒剤)」など「anti」が頭に付く医学用語は多い。
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