くち‐びる【唇/脣】
1 口腔の入り口を囲む薄い皮に覆われた部分。飲食・発音・呼吸の器官。口唇(こうしん)。 2 花びら。「春くれど野べの霞につつまれて花の笑(ゑ)まひの—も見ず」〈永久百首〉
唇(くちびる)亡(ほろ)びて歯(は)寒(さむ)し
《「春秋左伝」僖公五年から》互いに助け合う関係にあるものの一方が滅びると、他の一方も危うくなるたとえ。唇亡歯寒(しんぼうしかん)。
唇(くちびる)を反(かえ)・す
《「史記」平準書から》憎んで悪口を言う。唇を翻(ひるがえ)す。「万人—・すべし」〈平家・八〉
唇(くちびる)を噛(か)・む
怒りやくやしさをこらえる。「いつも決勝戦で敗れ、いく度—・んだことであろうか」
唇(くちびる)を尖(とが)ら・す
不平不満のある顔つきをする。また、不満そうにものを言う。口をとがらす。
くちびる【唇】
a lip;〔上下の唇〕one's lips上[下]唇the upper [lower] lip薄い[厚い]唇thin [thick] lips唇をとがらすpout唇を反すcall ((a pe...
しんおん【唇音】
a labial (consonant)
くちびるをかえす【唇を反す】
call ((a person)) foul names; speak ill of ((a person))
くちびるをかむ【唇をかむ】
くやしくて唇をかむbite one's lip in vexation0.2秒差で負けて唇をかんだI bit my lip in frustration after losing by two-...
くちびるをとがらせる【唇を尖とがらせる】
お使いを言いつけられて彼女は唇を尖らせたShe pouted when she was given an errand to run.