い‐や【弥】
[副]《程度がはなはだしいさまを表す副詞「や」に接頭語「い」の付いたもの》 1 いよいよ。ますます。「明治の御代も—栄えて」〈独歩・あの時分〉 「去年(こぞ)見てし秋の月夜(つくよ)は渡れども相...
いや‐いとこ【弥従兄弟/弥従姉妹】
父母のいとこの子。またいとこ。ふたいとこ。〈色葉字類抄〉
いや‐おい【弥生】
1 草木がますます生い茂ること。「あづさ弓末野の草の—に春さへ深くなりぞしにける」〈新撰六帖・一〉 2 陰暦3月。やよい。
いやおち‐に【弥復ちに】
[副]《「おち」は若返る意の動詞「おつ」の連用形》いよいよ若返って。何度も初めにかえって。「我がやどに咲けるなでしこ賂(まひ)はせむゆめ花散るな—咲け」〈万・四四四六〉
いやがうえ‐に【弥が上に】
[副](多く「も」を伴って)なおその上に。ますます。「好守好打の連続で球場は—も盛り上がった」 [補説]「嫌が上に」と書くのは誤り。文化庁が発表した平成26年度「国語に関する世論調査」では、本来...
いやがうえに(も)【×弥が上に(も)】
相手がチャンピオンだと思うといやが上にも闘志がわいたMy opponent was the champion, and this made me all the more determined ...
びほう【▲弥縫】
a makeshift; a stopgap弥縫策を取るadopt a stopgap measure/resort to a temporary expedient
やじ【野次・弥次】
jeering; heckling ⇒やじる(野次る)野次があまりひどくて演説が聞こえなかったThere was so much hooting and jeering that no one ...
やじうま【野次馬・弥次馬】
curious bystanders [onlookers, spectators];《米口》 rubbernecksこの事件では私はいわば野次馬ですI am just an onlooker ...
やじきた【弥次喜多】
a comical pair; a pair of buffoons弥次喜多道中the travels of a comical pair我々はとんだ弥次喜多道中をやってのけたOur trip ...
アンジロー【Anjiro】
日本人で最初のキリスト教徒。薩摩(さつま)の人。マラッカでザビエルに会って入信、天文18年(1549)ザビエルを案内して帰国し、各地で伝道。のち迫害に遭って中国に渡ったと伝えられる。「弥次郎」と...
いやなが‐しょうきち【弥永昌吉】
[1906〜2006]数学者。東京の生まれ。東大・学習院大学教授。整数論・代数学・幾何学を研究。日仏文化交流や平和運動にも積極的に関わる。著作に「幾何学序説」など。
みろく【弥勒】
《(梵)Maitreyaの音写。慈氏と訳す》 「弥勒菩薩」に同じ。 インド仏教の二大系統の一つ、瑜伽行(ゆがぎょう)派の祖。3〜4世紀、または4〜5世紀ごろの人という。般若の空思想を根底にし...