くし【櫛/梳】
《「串(くし)」と同語源》髪の毛をすいたり、髪に挿して飾りに使ったりする道具。黄楊(つげ)・竹・鼈甲(べっこう)・合成樹脂などで作る。「髪に—を入れる」
くしあかるたま‐の‐みこと【櫛明玉命】
日本神話の神。玉造部(たまつくりべ)の祖とされる。「古語拾遺」によれば、天照大神(あまてらすおおみかみ)の岩戸隠れのとき、八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)を作ったという。
くし‐うら【櫛占】
昔、婦人や子供が行った占いの一。黄楊(つげ)の櫛を持って辻に立ち、「あふことを問ふや夕げのうらまさにつげの小櫛もしるし見せなむ」という古歌を三度唱え、境をくぎって米をまき、櫛の歯を三度鳴らしたの...
くし‐おき【櫛置き】
⇒髪置き1
くし‐おさえ【櫛押(さ)え】
日本髪で、髪に挿した櫛が前に倒れないように、その前に挿し込んだ銀製の細い棒。江戸中期に流行した。
くし【×櫛】
a comb髪にくしを入れるcomb one's hairくしの入らない髪uncombed [unkempt] hairくしの歯the teeth of a comb歯の細かいくしa fine-...
くしめ【×櫛目】
彼は白髪にきれいに櫛目を入れたHe combed his white hair very carefully.櫛目の通った髪well-combed hair
くしがた【櫛形】
くし形の arch-shaped; bow-shapedくし形窓an arched window
くしのはがかけたよう【櫛の歯が欠けたよう】
彼がいなくなって櫛の歯が欠けたようだWith him gone, we feel as if something essential is missing.
くしのはをひくように【櫛の歯を引くように】
くしの歯を引くように戦争のニュースが入ってきたNews items about the war came in in rapid succession.