ひ‐よく【比翼】
1 「比翼の鳥」の略。 2 「比翼仕立て」の略。 3 「比翼紋」の略。
ひよく‐ギセル【比翼ギセル】
1 雁首(がんくび)が一つで吸い口が二つに分かれていて、男女が同時に喫煙することのできるキセル。 2 1本のキセルで男女が仲よくタバコをすうこと。「慰みに、—の薄煙」〈浄・冥途の飛脚〉
ひよく‐ござ【比翼茣蓙】
並んで寝られるように寝ござを2枚並べて縫い合わせたもの。
ひよく‐じたて【比翼仕立て】
1 洋裁で、上前の打ち合わせを二重にし、隠しボタン・隠しジッパーにする仕立て。コートなどに用いる。 2 和裁で、襟・袖口・振り・裾を二重にし、2枚の長着を重ねたように見せる仕立て。人形仕立て。
ひよく‐そう【比翼草】
オオバコ科の多年草。日当たりのよい山地に生え、高さ30〜60センチ。全体に白い毛がある。葉は卵円形で対生。夏、葉のわきから一対の柄を出し、淡紫色の小花を総状につける。