みず‐ぐち【水口】
《「みずくち」とも》 1 水を引き入れたり、放出したりする口。みなくち。 2 台所の水をくみ入れるための口。また、台所。「—のガラス戸に、日ざしがくっきりと」〈万太郎・露芝〉
み‐な‐くち【水口】
《「な」は「の」の意の格助詞》田に水を引き入れる口。みずぐち。
みなくち【水口】
滋賀県南東部、甲賀(こうか)市の地名。近世は加藤氏の城下町、東海道の宿場町。住宅地・工業地化が進む。
みなくち‐きゅうりょう【水口丘陵】
滋賀県南東部に広がる県下最大の丘陵。標高200〜230メートル。鈴鹿山脈の西側に位置し北の日野川、南の野洲(やす)川にはさまれ、比較的なだらかな丘が続く。
みなくち‐ギセル【水口ギセル】
もと近江(おうみ)水口の権兵衛吉久が豊臣秀吉の命で作ったキセル。青銅製で、桐の紋や吉久の銘などが彫られていた。のち、これを模したものをもいう。