あだし【他し/異し】
[語素]《「あたし」とも》名詞の上に付いて、他の、よその、違っている、の意を表す。「逢ひがたき君に逢へる夜ほととぎす—時ゆは今こそ鳴かめ」〈万・一九四七〉 [補説]一説に、シク活用形容詞ともされ...
い【異】
[名・形動] 1 他と違っていること。また、他と異なった意見。「—を唱える」 2 普通とは違っていること。不思議なこと。また、そのさま。「—なことを言う」「縁は—なもの」
い【異】
[音]イ(呉)(漢) [訓]こと [学習漢字]6年 1 他と違っている。別の。ことなる。「異国・異種・異状・異常・異色・異性・異存・異同・異動・異例・異論・異民族/差異・小異・相異・変異」 2 ...
い‐あんじん【異安心】
宗祖の教えとは異なった教義・信仰。特に浄土真宗で用いる語。
い‐いき【異域】
よその国。外国。異国。
い【異】
1〔異議〕彼の提案に数名の者が異を唱えたSeveral people objected to his proposal.2〔不思議なこと〕異な strange; odd
いか【異化】
dissimilation;〔生化学で〕catabolism
いきょう【異教】
paganism; heathenism(▼2語ともキリスト教・ユダヤ教・回教から見て)異教の heathen; pagan彼らは異教を信仰しているThey believe in a heath...
いきょう【異郷・異境】
〔よその土地〕a strange land;〔外国〕a foreign country [land]彼らは異郷にさすらっているThey are exiles from their homelan...
いぎ【異義】
a different meaning; another meaning同音異義語a homonym
いかん【異観】
[共通する意味] ★優れた眺め。[英] a spectacle[使い方]〔景観〕▽紅葉のころの景観はみごとだ▽雄大な景観〔美観〕▽自然の美観を大切にする▽高速道路が街の美観をそこねている〔奇観〕...
いきょう【異教】
[共通する意味] ★正しくない宗教。誤った教え。[英] heathenism[使い方]〔異教〕▽異教の民▽異教徒〔邪教〕▽邪教は信じるな▽淫詞(いんし)邪教〔邪宗〕▽私はそんな邪宗は信じない〔邪...
いぎ【異議】
[共通する意味] ★他と違った意見、考え。[英] an objection[使い分け]【1】「異論」は、他とは異なった意見や議論。【2】「異議」「異存」も、他と違った意見や議論の意だが、反対もし...
いこく【異国】
[共通する意味] ★自分の国以外のよその国。[英] a foreign country[使い方]〔外国〕▽原料を外国から輸入する▽外国語〔海外〕▽企業が海外に進出する▽海外勤務〔異国〕▽異国の地...
いさい【異彩】
[共通する意味] ★普通とは違って目立つさま。また、そのような存在。[英] uniqueness[使い方]〔異色〕(名・形動)▽理系出身という画家としては異色の経歴▽異色ある顔ぶれ〔異彩〕(名・...
いいきのき【異域之鬼】
外国にいて、祖国に帰れずに死ぬこと。また、その魂。▽「異域」は外国、「鬼」は死者の魂の意。本来は他国に魂がとどまり、遺骸いがいも祖国に帰れないことを指した。
いきょくどうこう【異曲同工】
⇒ どうこういきょく(同工異曲)
いくどうおん【異口同音】
多くの人がみな口をそろえて、同じことを言うこと。また、みんなの意見が一致すること。▽「口」は「こう」とも読む。
いこくじょうちょ【異国情緒】
いかにも外国らしい風物がかもしだす、わが国のものとは異なる雰囲気や趣。エキゾチシズム。▽「情緒」は「じょうしょ」とも読み、その周囲をとりまく雰囲気や気分。また、ある場所や物に接したときに受ける、しみじみとした情趣や雰囲気。
いたいどうしん【異体同心】
肉体は違っても、心は一つに固く結ばれていること。関係がきわめて深いたとえ。身体は異なるが、心は同じという意から。特に、夫婦や非常に親しい人の間柄に多く用いる。