しっ‐ぷう【疾風】
1 速く激しく吹く風。はやて。 2 風速毎秒8.0〜10.7メートルで、風力階級5の風。
しっぷう‐じんらい【疾風迅雷】
激しく吹く風と激しい雷。事態の変化が急なこと、行動が迅速なことなどにたとえる。「—の進撃」
しっぷう‐どとう【疾風怒濤】
1 激しく吹く風と、激しく打ち寄せる大波。 2 ⇒シュトゥルム‐ウント‐ドラング
疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知(し)る
《「後漢書」王覇伝から》激しい風が吹いてはじめて丈夫な草が見分けられる。苦難にあってはじめて、その人の節操の堅さや意志の強さがわかるということ。
はや‐ち【疾風】
《「ち」は風の意》「はやて1」に同じ。「名恐ろしきもの、…—、ふさう雲、鉾星(ほこぼし)」〈枕・一五三〉
しっぷう【疾風】
a gale, a strong wind;〔気象用語〕a fresh breeze疾風のごとく去るbe gone like the wind疾風迅雷のごとくlike a whirlwind/a...
はやて【▲疾▲風】
a gale外ははやてが吹いているIt's blowing a gale out there.
しっぷうじんらい【疾風迅雷】
疾風迅雷のごとくlike a whirlwind/as quick as lightning
しっぷうどとう【疾風怒濤どとう】
疾風怒濤の勢いで敵軍が攻めて来たThe enemy assaulted us with overwhelming force.疾風怒濤の時代a stormy age/〔18世紀ドイツの〕the ...
しっぷうけいそう【疾風勁草】
苦境や厳しい試練にあるとき、初めて意志や節操が堅固な人であることが分かるたとえ。強い風の中に折れずにいる強い草の意、また、強い風が吹いて、初めて強い草であることが分かる意から。▽「疾風」は激しく速く吹く風。はやて。「勁草」は強い草。節操の堅い人のたとえ。「疾風しっぷうに勁草けいそうを知る」の略。
しっぷうじんらい【疾風迅雷】
素早く激しいさま。速い風と激しい雷の意から。▽「疾風」は激しく速く吹く風。はやて。「迅雷」は激しく鳴る雷。
しっぷうどとう【疾風怒濤】
激しい風と荒れ狂う波の意。また、時代が激しく変化することの形容。▽「怒濤」は荒れ狂い逆巻く波。ドイツ語「シュトルム‐ウント‐ドラング」の訳語で、十八世紀後半ゲーテらを中心に展開された文学革新運動をいう。