とう‐きしょう【董其昌】
[1555〜1636]中国、明代の文人・画家・書家。華亭(江蘇省)の人。字(あざな)は玄宰。号、思白など。中国画を南宗(なんしゅう)画と北宗画の系統に分ける南北二宗論を説き、南宗画の優位性を主張...
とう‐げん【董源】
中国、五代・宋初の画家。鍾陵(江西省)の人。字(あざな)は叔達。山水画をよくし、後世、南宗画の祖とされる。生没年未詳。
とう‐こ【董狐】
中国、春秋時代の晋の史官。霊公が趙穿(ちょうせん)に攻め殺された時、正卿である趙盾(ちょうとん)が穿を討たなかったことから、董狐は「盾、その君を弑(しい)す」と趙盾に罪があると記録した。後世、理...
とうこ‐の‐ふで【董狐の筆】
《「春秋左伝」宣公二年の故事から》権勢を恐れずに真実を発表すること。
とう‐たく【董卓】
[?〜192]中国、後漢末の群雄の一人。霊帝の没後、献帝を擁立。一時は政権を掌握するが、袁紹(えんしょう)を中心とした軍に敗れ、のち部下の呂布(りょふ)に殺された。